Webの世界は日進月歩。
日々新しい技術、デザインが数多く生み出され、webの用途は多岐に渡るようになりました。
コンテンツを世の中に出す前には必ずチェック・検証を行います。
最近はその検証を第三者検証サービスに依頼する動きが活発になりつつあるようです。
第三者である理由
スピードが重視されるwebコンテンツの開発の中で、どうしても圧縮されがちになるのは、システムテストや受け入れテストなど、また実際のwebページになった状態でのページ遷移チェック、UIテスト。
もちろんこれらの検証期間もスケジュールには組み込まれています。
なぜ圧縮されがちになるかというと…
納期は決まっているので、開発や制作に遅れが出るとその帳尻合わせに検証期間が削られるからでしょうね。
タイトなスケジュールになると検証の質は落ちてしまうでしょう。
ましてや、検証する者が関係者となると、そこには先入観が入ってしまいます。
先入観があると、
「これを入力したら、次はここをクリックして… 」
と一連の流れを知った上での作業になり、想定内の検証しかできなくなりますね。
第三者に検証を依頼するメリットは、
・先入観のない検証ができる
・検証期間中、開発者、制作者は別の作業ができる
という事でしょう。
でも、ちゃんと活用できている?
業界的にも第三者検証はその重要性を認知され、広く行われるようになってきました。
でも、全ての第三者検証が正しく行われていない、という現状もあるようです。
例えば、膨大なチェック項目をひたすら行うだけの業務を依頼するなど。
言うなれば、ただの便利使いとして第三者検証を利用していることですね。
ひどい時は、第三者目線(利用者目線)であがってきた指摘などに対し、
「これは今回のチェック内容と関係ないから」
と切り捨てたりしてしまうなど。
これでは、第三者を依頼する意味はなくなってしまいます。
先に言ったように第三者に依頼する事で制作期間を確保できるといっても限界はありますね。
まとめ
時間の制約がある中、クオリティの高いものを作るのは大変ですよね。
制作者、開発者は作業が佳境になると視野狭窄になってしまいがちです。
作り上げる事自体が目的となってしまうでしょう。
しかし、正しくは利用してもらい、喜んでもらうことが目的です。
その為に、第三者検証はやはり大切ですね。