こんにちは。IAの中條です。
最近年度末ということもあって、飲みに行くことが増えてきました。
そこで普段何気なく利用している「あるモノ」についてちょっと深堀りして、効果や今後の展開について以下にまとめてみました。
タッチパネル式注文システムをWebビジネス観点から考えてみる
今回私が注目したのは、大衆的な居酒屋や回転寿司に置いてあるタッチパネル。
店員が注文を伺いに行かなくてもお客様自身が頼みたいメニューを選択するだけで注文がとれるため、経費の削減、生産性向上に効果をもたらすと言われています。
昨今の忘年会、新年会シーズンに大活躍しているに違いないタッチパネル式注文システムについてちょっとくだらないかもしれませんが真剣に考えてみました。
店側もお客様にもメリットがあるタッチパネル式注文システム
店側のメリットだと、人件費削減、注文の聞き間違いの減少などがあげられます。
やはりクレーム撲滅にタッチパネルは一役買っていることがわかります。
お客様へのメリットを考えると、注文からオーダーまでの時間短縮と会話を妨げずに注文ができる利便性、注文履歴や合計金額が表示されるので割り勘に便利という利点が挙げられます。
だから大人数で大量のオーダーをする居酒屋に多く導入されているのです。
タッチパネルでの注文システムは人材不足に頭を悩ませる飲食業界の救世主となっていることに間違いはないらしいです。
Webビジネス観点から見てもユーザー、クライアント双方にWin-Winの関係にあり有効に活用されています。
しかし、私は思いました。「人件費の削減だけで導入費以上に利益が出ているのか…?」
実は人件費削減以外にもタッチパネルのオーダーシステムには隠されたメリットがあったのです。
他にもあるタッチパネル式注文システムのメリット
・印刷代の削減
メニューを作るにも大量の印刷用紙、インク、ラミネート加工など意外と費用がかかる。
しかしタッチパネルがあれば上記の雑費は一切かかりません。
すべてデジタルで差し替えが可能であり、ゴミが増えるということもありません。
・注文数の増加
タッチパネルで注文させるとゲーム感覚になって注文量が増えるという事は
アメリカの大学の研究結果でも効果が出る事は確証されています。
参考記事:http://irorio.jp/kondotatsuya/20131215/95901/
また、注文して料理が運ばれるまでの待ち時間のイライラ解消にも一役買っています。
私達が回転寿司でタッチパネルを占領するのには「楽しい!」ということが関係しています。
まるで魔法のように好きなメニューをタッチしただけで自動で出来上がったものがやってくるからです。
「なるほど、人の心をくすぐる”からくり”があったということだったのか。」
確かにタッチパネルであれば店員さんに気遣いすること無く、自分の欲望に素直になって注文する事ができると感じます。
顔が見えないWebビジネスならではの利点を上手く活用しています。
タッチパネルとWebの今後の展開
今ではスマホやタブレットのアプリでタッチパネルのように注文ができる機能を使って運営している店もあります。
飲食店のタッチパネルが更に普及すると、飲食店での広告産業がより活性化され、Webビジネスの拡大に繋がると考えています。
例えば居酒屋には2次会目当てにカラオケ店、運転代行業の広告、合コン中の若者に向けてアミューズメントパークのキャンペーンやイベント情報等で話題を提供し、ユーザーを集客するマーケティングを最近ではよく見かけるようになりました。
全世界中がインターネットでつながる昨今、飲食店での楽しいひと時も見方を変えれば経済市場なのかもしれません。
様々な場面でWebは人々の目に触れ、生活の中心になっている今日此の頃、私達も効果が出るWebの活用方法を提案していかなければならないと感じます。