どうも、今回のコラムを担当することになりましたデザイナーの尾崎です。前回に続いてブログネタですが、どうぞお付き合い下さい。
皆さん文章は得意ですか?私はどちらかというと苦手な方です。読むのは大好きなんですけどね。
そんな私でも、ブログを毎日やっているのはちょっとした自慢だったりします。書くのは大変ですが、自分の言葉を発信することが楽しいし、やりがいのようなものがあるので、意外と毎日続けられます。
そんなブログですが、毎日面白い記事を書くというのは大変です。
そこで、今回はブログを例にして、人に興味を持ってもらう文章の書き方を実例付きで解説しようと思います。
文章表現が苦手な方は必見です!
その1:ブログをうまく書くコツは、日常をいかにリアルに表現するかがポイント
ブログの強みはなんといっても気軽に書けることです。私は大きく体験談、レビュー、評論の3つに分けて記事を書くことを心がけています。なぜ、この3つにしているのかわかりますか?ヒントは「共感」です。
ブログは世界中に自分の意見を発信できるツールであるため、同じ意見を持っている人が集まりやすい(もちろん、反対意見も同じぐらい集まりやすいですが)という傾向があります。これをうまく利用して共感できる人をたくさん集めてみましょう。
まずここでは体験談についてちょっと書いてみます。
例えば「噂の●●に行ってみた」「話題の●●をしてみた」「アノ●●を食べてみた」など、誰かの体験談というのは不思議と人の注目を集めます。体験談は自分の体験したことをありのままに書くだけなので、書くのが苦手な人でも、体験談は書きやすいと思います。
誰もがやろうとしない突拍子もないことから、誰もがやっている日常のことまで、まずは何でも良いから書いてみましょう。仕事が終わって家に着くまでの道のりを事細かに書くだけで意外と面白い発見があるかもしれません。
ポイントはいかにその時の状況を面白おかしく表現できるかです。あたかも読者がそのシーンを想定することができれば、怖いものなし(?)です。
例として、昔私がブログで書いた一文を引用してみました。ちょっと文章は書き換えていますが、ただの何気ない日常です。
ただ、ポイントとして、できるだけ読む側の人間にその時の自分の心境を伝えたくて、色々表現を工夫しています。
6時59分。起床してベランダの内屋根を覗くと以前撮影した鳩の巣で一羽が孵っていた。思わず写メろうとしたが、親鳩がこちらに明らかな敵意を向けてくるので諦めた朝7時5分。
とりあえず、学校へ向かうために最寄りのモノレール駅へ。
スイカのチャージが行きの分しかなかったので、改札前のきっぷ売り場でスイカをチャージする。
『ぴんぽーん。』
すると売り場の画面には赤く「しばらくお待ち下さい」との表示。直前、「係員を呼んで下さい」と機械がしゃべったような気もする。
そして、ここで重大な問題発生。入れたスイカと千円がもどってこない。
「しばらくお待ち下さい」の機械の指示に服従する事10分。長い長い10分だった。
さらに悪いニュースがひとつ、実はここは無人駅。そう、係の人がいないのだ。
仕方なくきっぷ売り場の間にある緑色のインターホンを押す。
とりあえずどこかに繋がっているようで、「ご用の方はこちらを押して下さい」に神頼み。
押すと「トゥルルルルル!!トゥルルルル!!」とコール音がバカでかく駅構内
に反響する。恥ずかしさ2割増。4コールで係の人の返答が。ダミ声なのは機械のせいか、この人の個性なのかわからない。
状況を洗いざらい説明する。隣で女子高生が気まずそうにこちらを見て去っていった。無性に物凄く恥ずかしい。その視線は人を殺せる。と思った。
4分ぐらいでつくとの事なのでさらに待つ。
改札前でふらふらする怪しい男。恥ずかしささらに2割増。
まもなくして係の人登場。裏手に回って機械をがしゃがしゃいじる。なかなか個性的な声の人だった。
しばらくしてスイカと千円を取り戻す。どうやら、ここのきっぷ売り場では何回やってもエラーが出るっぽいので、改札の中に入って精算所でチャージしたら難なくできた。
スイカが愛おしいと思えた、そんな朝8時25分。
いかがでしたか?拙い文章の中にもその人の個性が見えたのではないかと思います。
決してキレイではないけれど、なんとなく親しみを持ってしまう。これが体験談の面白いところです。
この他によく某ファーストフード店の新商品のレビューなどグルメレポートもしたりしているので、慣れない人はまずこういった自分の身に起こった些細なことを細かくリアルに書くことで、自分の個性を知ることができるのです。
その正直な言葉こそ、読み手にとってウケる文章になっていくのです。
その2:気になるマル秘キャッチで読者を集めよう
ブログの強みのもう1つは発信力です。では何を発信すれば良いのでしょうか。
例えば、ブログで自分の趣味について発信している人とかよくいますよね。ゲーム攻略日記だったり、旅行先で撮った写真を紹介したり、最近観た映画を紹介したりと様々です。
こうした情報にひと味プラスアルファの要素を入れてみましょう。それは何かというと、マル秘キャッチです。マル秘キャッチとはそれだけ見てもわからない(秘密)だけど、気になるから思わず内容を見ちゃう。そんな狙いのあるキャッチをマル秘キャッチと呼ぶことにしましょう(今考えました。)。例えば先ほど上げた例で言えば・・・
「○○月○○日最新、ボス攻略情報!」
「○○県の旅館でまさかの○○発見!」
「映画○○感想。ラストでまさかのあの人登場!?」
こんなタイトルだったら、皆さん興味持ちませんか?ちょっと気になりますよね。前述紹介した体験談が書きなれたら、もう少しこうした気になるマル秘ポイントを入れることを意識して書いてみましょう。
「普通だったら知らないままだけど、これを読めばそれがわかるんだ!」とユーザーに無意識に思わせるのがコツです。
もし、前段で書いた私の例文にマル秘キャッチを入れると
「消えたSuica!?無人駅に鳴り響くコール音」
なんてどうでしょうか。大げさに見えますが、そこがポイントです。自分で考えると面白いので、ぜひトライしてみてください。
その3:何より継続すること
気軽に書けて、発信力があるブログですが、やはり何より大切なのは更新性です。常に新しい情報を求めているユーザーのためにも、怠らずに継続することが大事です。
例えば体験談は書くネタが無くならないので便利です。昼休みに珍しいレストランで食べてみた。今日はいつもとちょっと違う帰り道にしてみた。など、普通の日常にこそ意外にも多くの書ける要素が詰まっています。
三日坊主でやめずにまずはトライしてみてください。色々な所に目を向けるのがポイントです。
一度コツさえ掴めば後は簡単なので、どんどん書いていって読者をバンバン増やしていきましょう。
さぁ、皆さんも明日からレッツトライ!