さまざまなSEO対策情報のウソ?ホント?をお教えします。
インターネットって、ものすごく便利な反面、ものすごくキケン。嘘なのか本当なのか分からない情報で溢れ返っているカオスな世界です。
以前に某巨大掲示板サービスサイトの管理人の方が、「ウソをウソと見抜ける人じゃないとインターネットの掲示板を有効に使うのは難しい」というような意味合いのことをおっしゃっていたそうですが、まったくそのとおりですね。ちゃんと自分で情報の真偽や有効性を判断できる目を持っていないと、誤った知識をインプットしてしまったり、ときにはそれが誤った行動に繋がって振り回されるだけで終わってしまう、なんてこともあったりしますからコワイですね。
なんと、インテルの調査によると「ネット上で共有される情報は事実とは異なることが多く、日本では半数以上が別人格を持っていて、3割が嘘の情報を流したことがある」ことが判明したそうです・・・。知ってましたか?
匿名性が高い分、普段は出せない自分が出てきたりするんでしょうね。分からなくもない気がしますが。
とにかく、ネット上で得た情報を有効活用するには、適切な目を持って情報の取捨選択を適切に行なうことが重要ということですね。
SEOに関する情報も、本当の情報とウソの情報が混在している、これまたものすごーくカオスな世界です。ちょっとネットで調べるだけで、いくら読んでも読みきれないくらいの情報が大量に出てきますので、きっと「どれが本当の情報なんだよ・・・。orz」と、迷われている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなお悩みを持つ方々のために、ネット上で出回っているようなSEO対策に関するウソ?ホント?を2回にわたってお届けしてみたいと思います。
サイトの階層はできるだけ浅いほうがSEOに強い?
それほど細かく気にする必要はありません。
10年くらい前は、とにかく階層が浅いほうが良いとされていましたが、現在ではそれほど関係はありません。Googleのクローラーの性能もかなり向上していますので、よほど深い階層にしない限り、そこまで厳密に気にする必要はないでしょう。
ユーザーにとって使いやすいよう適切なサイト構造設計を行うことが重要です。
タイトルタグのなるべく前の方にキーワードを記載したほうがSEOに有利?
適切な長さでタイトルタグを設定していれば、キーワードの位置はそれほど重要な要素ではありません。キーワードが入っているのと入っていないのでは大きな差はありますが、前に置いたから必ずしも順位が上がるのかというと、そんなことはありません。
確かに、あまりにも長いタイトルで後ろの方にキーワードを配置してしまうと、検索結果でキーワードがタイトル内に表示されないかたちになってしまいクリック率の低下に繋がる可能性はありますので、そういった意味ではなるべく前半に記載したほうが良いとは言えると思います。
ドメイン名にキーワードを含めたほうがSEOに有利?
そのようなことはありません。
これが大きくプラスに働くようでしたら、容易に対策ができてしまいます。ドメインにキーワードがあるか無いかよりも、コンテンツの中身のほうが重要です。
ドメインには、「www.」を付けたほうがSEOに有利?
付けても付けなくても関係ありません。
ただし、付いているのと付いていないのと、両方が存在していることはあまり良くありませんので、いずれかに統一しリダイレクトやcanonicalタグを活用して正規化しましょう。
サイト内でリンクを張る際は、/*****/index.htmlよりも/*****/のほうが良い?
どちらで張っていても効果としては差はありません。
ただ、統一されていない状態は問題がありますので、リダイレクトやcanonicalタグを活用して正規化しましょう。
Yahoo!カテゴリに登録すればSEO対策に有利?
登録したからといって有利に働くことはありません。
以前は有効な時代もありましたが、現在では被リンク効果もなくなっています。
まったく新しくサイトを立ち上げた場合には、登録することにより、外部の大規模サイトからリンクされることで、Googleインデックスの促進などに繋がりますので、新規サイトの場合は、登録することも良いと思います。
ただ、SEO的に被リンク効果などを狙っての登録であれば、まったく意味はありません。
サイトをまったく更新しなかったら順位は落ちる?
まったく更新しないで放置し続けると若干順位が落ちたり、上がりづらくなる場合もあります。
ただ、頻繁に更新しているから順位が上がるのかというとそうでもなく、SEOに直接的に有利になるようなことはありません。
新しい情報を定期的に掲載することで訪問を促したりなど、トラフィックを増やす効果はあると思いますので、適切にサイトを更新することは心がけましょう。
ユーザーに有益なコンテンツを掲載すればSEO対策しなくても順位が上がる?
ある程度は上がると思います。
ただ、良質なコンテンツを掲載するだけでなく、そのコンテンツを適切に検索エンジンへ認識させる必要がありますので、せっかく有益なコンテンツを掲載できるのであれば、Googleさんに正しくサイトの中身を認識してもらえるよう整えましょう。
そうすることで、中長期的に見た場合に強固なサイトを作ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょう。
きっと、どこかで見聞きしたような情報がいろいろあったのではないでしょうか?
10年15年前は、ソース上の記述など、小手先のSEO対策が順位に及ぼす影響も大きかったですが、現在ではそういったテクニックどうこうよりも、しっかりコンテンツ自体を作り、ユーザーに取って有益な情報の提供により拡散されているような状態を構築することのほうが何倍も重要であり、効果が得られます。
良いサイトを作るという基本に立ち返り地道な努力をコツコツと継続していくことが、SEO対策としても、サイトのトラフィックを増やしコンバージョンを獲得するためには重要な要素です。
第2回目も作成中ですので、お楽しみに!
ホームページ制作でお困りの方はホームページ制作会社ティファナにご相談ください!
関連するサービス
関連コラム
「コンテンツをとにかく増やす!」はキケン。パンダに負けないSEO対策とは