皆さんは学生時代、勉強することが好きなタイプでしたか?それとも苦手なタイプでしたか?
私はどちらかというと苦手なタイプでした…。
しかし、デザイナーとなった今でも常にスキルアップは欠かせませんし、デザインの流行や最新のWeb業界の事情について勉強して、Web業界で生きていく以上、常に学んでいかなければなりません。
スキルアップにしろ、勉強にしろ、苦手なものことでも、どうせなら楽しくやりたい!と思いませんか?
いい大人ではありますが、私はそう思います。
もっと気軽に楽しく出来たらなあ…でもそんな都合のいいことなんて…。
あるんですよね。
という茶番はさておき、本当にスキルアップにつながるかどうかは自分自身のとらえ方とやる気次第ではありますが、「これなら楽しく出来るのでは!?」と思ったものを紹介しますので是非参考にしてみてください。
自分のフォント知識が試される…!「フォントかるた」
これは以前にも一部界隈で話題になったので、もしかしたら知っている方も多いかもしれませんね。
その名の通り、札に書かれた文字のフォントはどれか?を当てるかるたです。
印刷物やWEBやテレビ番組などで日々目にしている多種多様なフォント。その中から、馴染みのあるもの、ユニークなもの、使いやすいものなど、48種類を選び、かるたを制作しました。
公式サイトより引用:https://www.fontkaruta.com/
だそうです。コンセプトが面白いですよね!
フォントといえば、私たちの日常にも大変欠かせないものです。
新聞、テレビ、広告、商品のパッケージなど、あらゆるものに様々な種類のフォントが使用されているので、目にしない日はないですよね。
商用のものからフリーのものまで世界中にたくさんの種類があります。現時点でどれくらいのフォントがあるのだろう?と思って調べてみたのですが、さすがに情報は出てきませんでした。多いですしね…。
さて、フォントといえば一つ一つにきちんとコンセプトや用途例があり、かなりこだわりを持って作られているものです。線の太さ、とめ、はね、はらい方など造形もそれぞれ細部に違いがあり、その違いを知ると面白くなってきます。
デザイナーとしても、どういう場面で、どういう用途でそのフォントを使うのか?を考える機会は多いですよね。
そして、「こういうときはこのフォントだ!」とパッと考えられたらスムーズですよね。私もそうありたいです。
「こういう形のフォントあったよな~」となんとなく造形を思い浮かべることはできても、フォント名まではなかなか出てこないことって多いですよね。
そんな悩み(?)を解決できる助けになるのが、このフォントかるたというわけです。
実際に、フォントにあまり興味がなかったという人でも遊びながらフォントを学べたり、造形に興味を持って楽しく種類を覚えたりすることができる!という声もあがっているとのことです。
これぞ楽しく遊びながらスキルアップできるツールですね。
私はまだ実際に遊んだことはないのですが、デザイナーを集めて遊んでみたいなあと思っています。
きれいな文字間隔を目指す!「KernType」
https://type.method.ac/
こちらもフォント続きにはなりますが、Web上で遊べるなかなか面白いゲームです。
羅列された文字列の中で、間隔に違和感がある文字を丁度良い位置にずらして、正しい位置を把握する…というゲームです。
このように、間に変な余白があったり近づきすぎたりしている文字を・・・
良い感じにずらして・・・「Done」というボタンを押すと・・・
あっているかどうかを採点してくれます!(78点かあ…)
デザインに精通している方であればピンとくるかと思いますが、キレイなデザインというものは、ただただキレイなフォントで文字を並べるだけでは全くキレイではありません。
何故かというと、デフォルトの状態ではただ文字が置いてあるだけなんです。
どういうこと?かというと…
こちらの画像を例にしますが、何の調整もせずただ置かれているだけの文字列(上)と、文字間を調整した文字列(下)です。
まず上部の文字列ですが、これは文字ひとつひとつに対してある一定の間隔で余白が設けられている状態です。
これだけ聞くと「特に問題ないのでは…?」と思う方もいるかもしれません。
でも、そうではないんですよね。
顕著なのが「・」の前後と「ト」の前後の余白ですね。他の文字と見比べてみると、余白が大きく見えると思います。下部の調整した文字列と比べるとちょっと読みづらいと思いませんか?
ということで、文字間の調整はデザインを行う上で基本的な部分ではありますが、大事な所なのです。デザイン経験が浅いと結構見落としがちな部分になります。
そんな文字間を、ちょっとしたゲームを通じて「キレイな文字間とは?」と学べるのがこちらの「KernType」という訳です。
デザイン初心者の方だけではなくベテランの方でも、ゲームを通じて自分のカーニングのセンスはばっちりか?を気軽に試すことが出来ます。
ちなみにこちらの「KernType」の運営元のサイトには、他にもデザインやフォントを用いた簡単なゲームが掲載されているようなので、もし興味があれば試してみてください。
実は気軽に遊んで学べるデザイン
いかがでしたでしょうか。調べてみると、意外と「KernType」のようなデザインを扱ったゲームをWeb上で遊べるサイトがありました。
デザインを学ぶというとやはり学校に行ってみたり、実際にデザインを作成したり、書籍を読んだり、Pinterest等で良いデザインを見たり…という手法が今はメインなのかな、と思うのですが、
たまにはこういった「遊びながら学べる方法」も試してみるといい気分転換になりそうですね。