はじめまして!
映画が好きなコンサルの瀧川です。
唐突ですが今回はDNAについて書いてみたいと思います。
その理由に関しては後々触れていきますが、皆さんはDNAについてどのくらい知っていますか?
遺伝子がどうとかヒトゲノムだとかメディアでも取り上げられているので何となく知っているという方も多いかと思います。
この記事を書くにあたりいろいろと調べてみると意外な事実があったりして面白かったので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
そもそもDNAとは何なのか
以上がDNAの正体のようです。
さらに説明すると高分子生体物質という物質のひとつで、その生物に関する様々な情報が入っているいわば設計図だとか。
その情報量は書籍にして3万冊に匹敵すると言われています。ほんの少しの体液や皮膚片にそれだけの情報量が含まれているというのだから驚きです。このメカニズムを上手く応用することで、より優れた記憶媒体の開発もできるのではないでしょうか。
近未来におけるDNAとは
現代社会においてDNAは科学調査や医療、警察の捜査などに役立てられています。
先日、東野圭吾著の『プラチナデータ』というタイトルの小説を読みました(これがこのテーマにした理由です)。これは、DNA捜査による検挙率100%、冤罪率0%を目指す近未来の日本が舞台で、DNAを解析することによって人相までも分かってしまうという世界の話です。
DNAによって顔までわかってしまうなんてすごい世の中ですよね。ここまでDNA鑑定の精度があれば検挙率だけでなく犯罪の抑止力にもなります。
また、データ化されたDNAを他のテクノロジーと組み合わせることで新たなシステムやテクノロジーが生まれる可能性は大いに広がります。例えば、DNAによって作られた犯人の顔が判明した場合、監視カメラによる顔認証システムと連携することによって犯人の居場所を特定することが可能になります。この技術に関しては小説内にも登場してきました。
他にも全国民のDNAデータをデータベース化することによって、何らかの理由で手がかりのDNAから犯人が割り出せなかったとしても、近しいDNAデータから絞込み犯人の親族にまでたどり着くことも可能になります。
ただ、DNAデータが社会に浸透することによって懸念されることもいくつかあります。
ひとつはデータの改ざんです。事件の犯人がデータを改ざんした場合、データの不一致や冤罪になることも考えられます。DNAデータは絶対だという認識が根付いてしまった場合、冤罪を覆すのは難しくなるかもしれません。
次にデータの管理、運用です。DNA自体の情報量だけじゃなく既存の住民データと併せて管理するため、その膨大なビッグデータを運用・管理しうるシステム開発も必要となります。
最後に
いくつか懸念点はあるものの、DNAのデータ化による恩恵は未知数です。今後解析技術が更に向上してゆけば、小説内のような社会になる可能性も十分に考えられると言えるのではないでしょうか。