最近、動画を利用した企業や地方自治体が増えてきました。
宮崎県小林市のPR動画を見たことのある人も多いと思います。とても印象の強く、SNSや2チャンネルなどで動画がシェアされて話題になりました。
これをみて宮崎県小林市を初めて知ったという方もいるでしょう。これは、認知度を広げるための動画マーケティングの戦略になります。
動画マーケティングの戦略について詳しく紹介します!
「HHH戦略」
動画制作についてGoogleが提唱している「HHH戦略」というものがあります。「HHH戦略」とは、動画を大きく3種類に分割し、それぞれの頭文字を取っています。
HERO型
HERO型の動画は、「会社のこと」「製品・サービスのこと」などを知ってもらうための動画になります。SNSなどで拡散させ、話題になることを狙います。
ターゲットユーザーは、「会社のこと」「製品・サービスのこと」などを知らない『潜在顧客』になります。
「面白い・感動」などを印象に残る動画を中心としたもの多くなっています。
●伊勢丹
この動画は2014年に作られ、その時は大きな反響を読んだそうです。各店舗(海外の店舗も含む)の伊勢丹従業員を巻き込んで制作されており、伊勢丹の楽し気な雰囲気を感じられる動画です。
今は削除されて非公開になっていますが、2015年にも別の動画を作られており、その動画をアニメーション化してLPページに組み込んだ伊勢丹キャンペーンサイトもあり、こちらもかなりのインパクトがありました。
http://christmas-journey.com/ (2015年12月末に公開が終了しました。)
先ほど上げた小林市のPR動画もHERO型に分類されます。
HUB型
HUB型の動画は「共感や理解」を向上させて、自社サイトや購入ページへ流入させるための動画になります。ターゲットユーザーは「製品や・サービスに興味を持つ」「購入を検討」している『見込み顧客』になります。
●IBM – Japan
BtoB向けの動画です。IBMは上の動画以外にも多くの動画を作っており、プロジェクトごとに動画コンテンツを持っています。コンテンツがグローバル展開されているため、動画には字幕がついています。
ビジネスマンに向け電車の動画広告としても、IBMの字幕付き動画は使われています。
HELP型
HELP型は「製品や・サービス」を購入・利用している『既存顧客』をターゲットとしています。さらに購入・利用してもらうために背中押しをしてくれる動画になります。
主に、製品の使い方やサービスガイドなどの動画が多いです。
●au AQUOS SERIE mini 製品紹介動画
製品の機能紹介や実際の使用シーンなどを魅力的に動画で紹介することで、既存顧客に購買意欲を高めます。
無印良品やジャパネットなどのECサイトの商品紹介動画もHELP型の動画になります。
まとめ
動画マーケティングを行う上で、いかにしてユーザーの心をつかむかが大切です。
SNSやニュースアプリなどでも動画広告を取り入れてくるところが多くなり需要も増えてきています。動画の導入を考えている方は今動かないと乗り遅れてしまうので、早めに行動しましょう!