ついに開始されたマイナンバー制度ですが、使い方や管理方法には注意が必要です。
既に2015年10月には、マイナンバーをSNSに投稿してマイナンバーが分かってしまうという問題が起きました。
個人としての取り扱いも重要ですが、企業としての取り扱いもより重要になってきます。
今回は、マイナンバーを取り扱う際の注意点をまとめたので、紹介していきます。
気を付ける点
冒頭でも書きましたが、個人でのマイナンバーの管理の仕方がさっそく問題になりました。
Twitterでマイナンバーを入力して投稿すると伏字になると言うデマが流れて投稿する人が出てきましたが、伏字にはならないので絶対にやってはいけません。
投稿することによって、個人情報の漏洩になるので自分の番号は他の人に教えないようにしましょう。
また、企業の場合は情報漏洩したときのリスクが個人よりも大きいため、より注意が必要です。
企業がマイナンバーを扱う上での4つのリスク
企業では業務に応じて、従業員または顧客からマイナンバーを集める必要が出てきます。
その際に、マイナンバーを集めるルール(法令によって決まっているガイドライン)や集めた後の管理を前もって定めておく必要があります。
企業がマイナンバーを漏洩した場合のデメリットを説明します。
マイナンバーが漏洩するパターンとしては、不正アクセスによる漏洩、従業員の不正利用といったものがあり、いずれのパターンも起きた場合には下記の内容が適用されます(2015年11月16日現在)。
1.罰則:「4年以下の懲役」または「200万円以下の罰金」またはその両方が科されます。
上記の罰則は一例です。
漏洩した内容・状況によって、罰則は変わります。
2.原因究明と再発防止策の作成
今回何が原因で漏洩したのかの調査と再発防止策を考えなければいけません。
また、マイナンバーが漏洩すると言うことは同じ管理方法の情報も漏洩する可能性が出てくるために必要なことです。
3.企業イメージの悪影響
漏洩することによって、顧客や取引先からの信用を失い取引が無くなるリスクがあります。
大切なマイナンバーが漏洩することによって、色々な人の信頼がなくなるためしっかり守りましょう。
4.損害賠償の可能性
情報を漏洩した際に、被害者の方から損害賠償を求められる可能性があります。
情報漏洩を起こさないために企業はいくつかのセキュリティを導入したり、社内での業務フローを変えたりする必要があります。
具体的にどんな事を行うべきかを説明します。
マイナンバーを守るために
マイナンバーを守るために社内、社外からの不正アクセスやウィルスから守る必要があります。
必要なこととして、下記の内容が関わってきます。
1.ファイヤーウォール
外部との通信を制御するソフトウェアで外部からの不正アクセスなどを遮ってくれます。
これによって、外部からの不正アクセスによるデータの持ち出しを防ぐことが出来ます。
2.ウィルス対策
不正なウィルスに対してウィルス対策ソフトを導入する必要があります。
例えネットに繋げない場合でも、USBを経由して感染したりする場合があるので、ウィルス対策のソフトを導入する必要があります。
3.社内ネットワーク
出来れば疑いたくは無いですが、漏洩のリスクには社員のデータの持ち出しもあります。
もし、漏洩したときの犯人探しなどはしたくないものなので、社内ネットワーク内にもセキュリティソフトを導入することで、PCの操作を監視したり、データの持ち出しや不正な接続履歴を監視したりすることができます。
このような対策でマイナンバーを守る必要があります。
まとめ
今回は、マイナンバーの運用開始に当たって、情報の扱いや守るためのポイントを説明しました。
マイナンバーを扱う企業は、マイナンバーを守ることによって顧客や社員を守るだけではなく、会社を守るためにも必要なことですので今一度、対策が出来ているかを見直してください。
また、対策が取れていないようでしたら、本格的な運用が始まる前に会社内で話し合いどのように対策をとるか決めなければいけません。
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