こんにちは。
イギリスの正式名称を暗唱できる真野です。
今回のコラムはフリーダムに書いて良いよー!と編集部からGOサインをいただきましたので、
大好きなミクロネーションについて書いていこうかなと思います。
とは言ってもWeb制作会社に所属している社員の端くれとして、
なにかしらWebに絡めてミクロネーションを紹介していこうと思います。
そもそもミクロネーションとは?
そもそも皆様はミクロネーションをご存知でしょうか?
ミクロネーションとは…
モデル・カントリーや新規国家プロジェクトとも呼ばれ、
独立国家または州と酷似しているが、
各国の政府や国際連合をはじめとする主要国際機関によって承認されていない実体である。
別名ミクロ国家、自称国家とも。
(wikipediaより)
独立国として宣言を行ったが、承認されていないちょっと可哀想な気がする国のことですね。
当の本人たちはいたって真面目なのですが、
如何せんそのゆるさと小規模さ(例:自分の家族のみが国民)に他の国家には認められないという…。
なお、日本にもミクロネーションが存在しており、
かつて話題になったニコニコ共和国を始め、今でも活動を続けているカシオペア連邦などが挙げられます。
一時期、村興し的なノリで量産されていたようです。
では説明はこのぐらいにして、実際にミクロネーションの紹介に入っていこうと思います。
芸術家が立ち上げたネット国家 ラドニア
1番最初に紹介するのはラドニアです。
元々は、スウェーデン南部にある自然保護区内に無断で芸術作品を作り上げていた芸術家が、
勝手にネット上で独立宣言しちゃった、という国です。
独立までの流れからしてジョークじみているのですが、
更に面白いのがこの国、なんと市民権の申請も受け付けているのです。
開始当初は受理まで行っていたそうですが、実際に難民からの申請が相次ぎ、
主催者が公式的に「これはジョークである。」と発表するまでになったそうです。
ちなみに公式Webサイトは中々のクオリティー。
建国した人が芸術家だけあってお洒落ですね。
自宅前に道路ができなかったから独立 ワイ公国
次に紹介するのはワイ公国です。
ミクロネーションの中でも中々のぶっ飛びエピソードを持つ国です。
元はオーストラリアのシドニー郊外にあるモスマン市だったのですが、
自宅前に道路が敷設されなかったことに腹を立てた一家が独立宣言を行い、
時のモスマン市長がそれを正式に受理したことから誕生したそうです。
また、国王(一家の父親)は兼業として美術学校の先生も行っているそうです。
国王と美術教師、まさに二足のわらじを履いていますね。
また、独自の貨幣や国歌もあるようですがどのタイミングで使うのでしょうか…。
ちなみにオーストラリアはミクロネーションに寛大なようで、
そこかしこで独立宣言がされているそうです。
(http://principalityofwy.com/)
合法的に身分が買える親日ミクロネーション シーランド公国
シーランドは、イギリスがかつて第二次世界大戦で沿岸防衛の拠点として使用していた海上要塞なのですが、
戦後、放棄されていたところを元イギリス陸軍少佐が目をつけ、独立宣言を行った国です。
シーランドの特徴はなんと言ってもウェブサイトで身分が買えることです。
公式ウェブサイトで爵位や騎士の称号を販売しているため、
その気になれば貴族や騎士に合法的になれるのです!
中二心が疼いて止められません…!ほしい…!
また、親日国家ならぬ親日ミクロネーションとしても有名で、
日本人漫画家が描いたシーランド擬人化キャラを公式キャラクターに選んでいたりします。
世界にはまだまだ面白い国がいっぱい!
さて、今回のコラムは如何でしたか?
今回紹介できたミクロネーションは3つだけでしたが、
世界にはまだまだたくさんのミクロネーションが存在しています。
そしてそれ以上にたくさんの国が存在し、各国が特色を持っています。
それを観察したり比較するのって、
自分の知らない世界が広がっていってとっても楽しいんですよ!
以上、国民性比較が大好きな真野がお送りしました。