ニュースはテレビでもラジオでも、もちろん新聞でも見ることが出来ます。
ただ、どうしても今の現状を伝えることが主となり、
「そもそもなんでこのようなことになったんだ!」
という所を知りたくなっても、なかなか知りえないことがありますね。
また、報道するテレビ局や新聞社のスタンス、方針により、情報に偏りがあったりもします。
ネットニュースの良いところは、内容の深堀をその場で自分で出来る事、ニュースに関する見解を一般の人でも発信でき、またそれを読む事が出来るなど、一方的な情報による偏りがないことですね。
スマートフォンのおかげで、電車での移動中など、ニュースを調べながら見ることが出来ます。
今回は最近話題に上がっている「シリア難民」について調べてみました。
いまだに内戦が続いているシリア、一筋縄では解決できない複雑な事情が見えてきます。
なぜ内戦が続いているのか?
そもそも、難民が発生してしまう原因である内戦。
エジプトで起こった「アラブの春」を契機に、2011年から始まったようです。
民主化を謳う市民と独裁政治と言われているアサド政権の対立が事の発端でした。
「アラブの春」では抗議デモが起こってから政権が崩壊するまで1ヶ月ほどでしたが、シリアではまだ混乱が続いています。
政権崩壊が起こる流れとしては、軍が政権側を見限って離れてしまうことが要因としてあるようですが、シリアでは政権側が抗議デモを弾圧しても軍が政権側を見限る事無く、ずっと政権側で戦っています。
そのため、いまだ内戦が終結せずに続いているのです。
なぜ、政権側から軍が離れないのか?
それでは、なぜ軍はアサド政権側を見限る事無く戦い続けているのか?
実は、現アサド政権は、世襲による2代目でバッシャール大統領が政権を握っています。
そのバッシャール大統領は父の代に腐敗した体制内部と戦う姿勢をとっており、実際、長年続いた戒厳令の撤廃、内閣の総辞職、など民衆側に配慮した対応をしています。
それにより、軍もアサド政権側から離れず、一緒に戦っているようです。
また、もともと抗議デモであったはずのものがいつの間にか「内戦」とになっているのも要因の一つとしてあります。
つまり、民衆との対決ではなく、混乱に乗じて自らの利益を得ようとする外部勢力との対決が主になっているようです。
そのとばっちりは市民へ
そのような状態になり、市民は安全に住むことが出来なくなりました。
人口の約半数に及ぶ700万人以上が難民となり、現在400万人以上が海外に逃れるました。
しかし、その受け入れは十分ではなく、近隣諸国が対応に追われています。
ドイツの対応は今年だけでも80万人を受け入れ、負担額は総額で1兆3200億円と試算されているそうです。
そんな中、日本の対応は、、、
難民認定されたのは3名ほどだそうです。
まとめ
海外ニュースを自ら取得できるようになって、見えてくる事も増えました。
テレビで流れるニュースも然り、自ら情報を得て、今の状態を正しく判断する事も、ネット社会で大切だと思います。
少なくとも日本は、地理的問題もあるので、資金面での対応を拡大する必要があると感じました。