スマートフォンを使っていてふと思ったのですが、時代の移り変わりは早いなあと思いました。5年ぐらい前までは普通にガラパゴス携帯を使っていることが日常だったのですが、たった数年でスマートフォンが主流になったからです。
そんな進化の早い、携帯電話の歴史について少し調べてみました。
携帯電話の歴史
携帯電話の元となる機器は第二次世界大戦時代に使われていた「トランシーバー」と言われているそうです。
携帯電話の初期の開発では、ノイズ、バッテリーの時間、通信速度などの問題を解決する為に、非常に大型の電話機になってしまったために実現が難しかったそうです。
スマートフォン登場まで
1970年に行われた日本万国博覧会でワイヤレスホン(今でいうコードレスフォン)が出展され、その9年後には車載電話機として実用化されました。車載なので、人間が手で持ち運べる大きさではなかったようです。
1985年にはNTTが「ショルダーホン」を発売しています。名前の通り背負う型の電話です。初めて登場したものは重量3Kgだったそうです。私は、その当時はまだ生まれていないので実物を見たことはありませんが、漫画「こち亀」で中川のお父さんが使用していた場面を見たことがあります。
1990年代になると通信方式がアナログからデジタルに切り替わり、ポケベルや液晶ディスプレイ搭載の携帯電話が登場してきました。90年代後半には、携帯電話をインターネットに接続することが可能になり、多くの情報を簡単に共有することが可能になりました。
2000年代では3G回線のサービスやワンセグ(携帯電話でのテレビ視聴)サービスといったものが増えてきました。このころからスマートフォンに似たような製品はちらほらあったらしいです。
スマートフォン登場!
2007年にApple社がiPhoneを発売してからスマートフォンが普及しはじめました。
スマートフォンが登場したことにより、多くの会社がスマートフォンアプリの開発や、スマートフォン向けのWebサイトが続々と立ち上がり始めました。
2015年には見た目はガラパゴス携帯、中身はAndroid搭載の通称「ガラホ」が登場しました。スマートフォンとの違いは「スマートフォンより基本料金が安いこと」、「きまったアプリしか入れられないこと」などだそうです。携帯電話会社でもサービスの内容は異なるので、乗り換える際は注意が必要です。
スマートフォン対策
スマートフォンが主流になってから、スマートフォンに対する対策を各企業は行わないといけません。
今年の4月にGoogleが「モバイルフレンドリー」というアップデートを行いました。
簡単に説明すると、「スマートフォン対応しているサイトはスマートフォンでの検索表示では優先的に上位に表示させます。」というアップデートです。逆を言えば「スマートフォン対策をしていなければ、検索表示順位は下がる」ということになります。
また、スマートフォンサイトをただ単に作るだけではなく、ユーザー目線でサイトを作らないといけません。例えば、「文字サイズが小さくて読めない」「ボタンが小さく、さらにボタン同士の感覚が狭く、誤操作してしまう」などといったサイトはモバイルフレンドリー対応しているとは言えません。
Googleが「モバイルフレンドリー テスト」というページを公開しています。自分・自社のサイトがモバイルフレンドリー対応しているのかテストしてみてください。対応していないのであれば、スマートフォンサイトの開設や最適化を検討してみたらどうでしょうか。
まとめ
携帯電話の歴史を調べていく中で、時代の移り変わりの速さと科学技術の発展の速さについて改めて驚きました。数年後、どんな携帯電話が登場しているのか想像すらできませんが、そんな時代の移り変わりの速さに置いていかれないようにしたいですね。
次回は、いろいろなデバイスとの連携「マルチデバイス」についてご紹介したいと思います。