さて今回も、「良いUI、特に良いUXを提供しようと考えると、当然利用する人の心理がわかっていることは重要です。」ということで、行動心理学について書いていきます。
多くの人に選ばれている、人気であることが大事!「バンドワゴン効果」
多くの人に支持されていることで、満足感・安心感を得られる現象。
たとえ食べるまでに時間がかかるとしても、行列のできているお店を選んだり、
一つもPOPがついていない商品より、「当店人気No.1」というPOPがついていたらその商品を選んだり。これがバンドワゴン効果です。
オルビス
いっぱいありました!
TOPページの切り替わるビジュアル部分だけで、なんと4箇所も!
種類も色々ありますね。
13年連続人気No.1、20代~30代売上No.1、人気No.1ダイエット、顧客満足度4年連続1位・・
これだけあれば、だれでも何かしら引っかかりそうです。
最初の数字に惑わされる!「アンカリング効果」
初めに提示され、印象に残った数字や情報が基準となり、その後の意思決定に大きく影響を及ぼす心理現象。
42v型のテレビが39,800円!と書いてあるより、
42v型のテレビが通常価格79,800円より半額の39,800円!と書いてあると「お得感」を感じますよね。
購入価格は変わらないのですが、値引き前の価格があると魅力的に見えるのです。
この値引き前の価格が、先に言った「基準」です。
ECサイトでも、通常価格やメーカー小売希望価格を記載しているのはよく見ますよね。
このアンカリング効果を狙ったものです。
ヨドバシ.com
値引き表示、ありました!
amazon
私は、よくkindleストアを見てます。
紙の本に比べるとお安い電子書籍ですが、kindleストアでは日替わりセールという
さらに安くなるセールをやっていまして・・あまりにお得になっていると、つい買ってしまうんですよね・・。
最後に
行動心理学は、ネットで検索してみると「ビジネスの交渉で使える!」「恋愛で使える!」なんて
記事がたくさん出てきます。
日常生活で使う際は、いやらしくならないようにお気をつけ下さい!
では、また第四回目でお会いしましょう。