あなたは利き腕はどちらですか?
今回はWEBサイトが利き腕を考慮して考えられているかを調査していきます。
右利きと日常生活
どのくらいの割合の人が右利きなのでしょうか。
「日本人の”右利き率”ですが、私たちの調査では、約88%という結果が出ています。」
圧倒的な右利き率ですね。
では実際、日本がどれくらい右利き用に物事が作られているかをご紹介します。
「駅の改札で手がクロスする。
日本全国のすべての駅は、切符を入れる口が右側にあります。
左利きは、左で切符を持っているので、手をクロスさせて入れなければなりません。
朝の混雑している時に、もし左利きの人がもたついていても許してあげて下さい。
スープのおたまが使いにくい
レストランなどで、スープを自分で注ぐ必要がある時、ほとんどの左利きの人は少しテンションが下がります。
なぜなら、おたまの注ぎ口は、ほぼ確実に左側にあるから!
左で持って注ごうとするとおかしなことになるので、頑張って右手でもって注ぐしかないんです・・。」
(http://feely.jp/18462/より)
ドアの取っ手に始まり、右利きに用に日常の物事がつくられていて、右利きには当たり前ですが、左利きの人はさりげなく困ることが多いようです。
WEBサイトはどっち?
それでは、本題のWEBサイトについて見ていきましょう。
今回はPCサイトやスマホサイトのスクロールバーの出現位置等の仕様については考慮しません。
あくまで「WEBサイト」について、見ていきます。
左右という意味で、ローカルナビゲーションを考えてみました。
いわゆる、右か左にあるナビゲーションですね。ちなみに弊社のWEBサイトは右ナビゲーションです。
ローカルナビゲーションについては、ナビゲーションの役割で決めることが多いです。
http://www.bebit.co.jp/memo/2009/03/post_139.htmlにも掲載がありますが、メインコンテンツを重視し他のページへの遷移を極力なくしたいときはナビゲーションは「右」に置くことが多いです。
他にも「業界のWEBサイトの作りに習う」というものもあります。
じつは業界ごとにWEBサイトは形をあわせていたりします。
PCサイトについては、利き腕よりも「ユーザーがどのように読むか」を重視します。
実際に触れて操作することはできませんので、利き腕は関係ないようです。
では、スマートフォンはどうでしょうか?
スマートフォンは利き腕が少なからず影響があります。
それはやはり、「実際に画面に触れて操作を行う」からです。
わかりやすいのはメニュー画面でしょうか。基本的に右上に置かれていることが多いですよね。あれも一般的に右利きが多いので、操作するときに押しやすいようにということで、右上に設置されています。
最後に
今回は利き腕とWEBサイトの関係についてご紹介しました。
スマートフォンサイトを筆頭に持ち運べるデバイスが今後も増えていくと予想されます。
ウェアラブル、体につけて手で操作することが多くなるようであれば、WEBサイトは今までの「目線の動き」以外にも「利き腕」に関しても考慮し、ユーザビリティを向上していかなくてはいけませんね。
それでは、また次回のコラムで!!