2015年を迎え、2020年の東京オリンピックまであと5年となりました。
国土交通省・観光庁によると、2014年度の訪日外国人旅行者は1300万人を越え、旅行者の消費額は2兆円だそうです。
円高の際に落ち込みはありましたが、年々増加傾向にあります。
さらに、円安効果や2020年に向けさらに増加することが考えられます。
旅行客に備えWEBサイトを多言語化しよう
業種にもよりますが、増え続ける訪日外国人旅行客(インバウンド)に備え、WEBサイトの多言語化は必須ですね。
2020年では更に増えますので、今から準備しておくのが必要です。
実際に、どの言語に対応する必要があるのでしょうか・・・。
国・地域別旅行者数トップは台湾(2003年~2014年)
実際にどの国・地域からの旅行客が多いのでしょうか。
トップ5は、1位 台湾、2位 韓国、3位 中国、4位 香港 、5位 アメリカの順になっています。
アジア諸国からの流行客が全体の約80%を占めるそうです。
傾向からどの言語に対応するべきか
まずは、1位の台湾、2位の中国、4位の香港ですが、利用されている言語は中国語ですね。
厄介なことに中国語は2種類あります「簡体字」「繁体字」ですね。
台湾や香港で利用されているのが「繁体字」、中国本土やシンガポールで利用されているのが「簡体字」です。
どちらに対応するのが良いのか・・・
両方です。
似ていますが中国本土やシンガポールでは「簡体字」しか学校教育で教えられておらず、 「繁体字」が読解力が低下しているそうです。逆も然り。
そのため、双方に対応させる必要があります。
続いて、2位韓国の韓国語(ハングル)、4位アメリカの英語となります。
英語の優先順位は低いの?って事になりますが、多くの国で英語が勉強されていますので、母国語以外に英語を利用できる人はとても多いです。
多言語サイトは大変!
多くの外国人旅行客を集客するためには、4言語に対応させる必要があります。
ページ数が多いサイトであればあるほど、翻訳量が増えとても大変です。
さらに、、、ただ翻訳するだけで良いのかと言われると、答えはNoです。
海外からのユーザーが何のためにWEBサイトを見るのかによって掲載すべき情報や優先順位も変わってきます。
デザイン的にもセンスが異なります。
また、サーバー環境も考える必要があります。海外から日本にあるサーバーのサイトを見ると重いんです。
CDNなどを活用して高速化がすることも重要です。
このように、ただ翻訳してサイトを作って終わりというわけではないのです。
そのため、2020年はまだまだ先と考えず、今から準備にとりかからないと、どこかの工事のように屋根が間に合わない!ってことになってしまいます。
最後に
東京オリンピックに向けてWEBサイトの多言語対応に関してまとめてみましたが、
WEBサイトだけでなく、WEBサイトを運営する側、制作者である我々も準備・勉強せねばなりません!
2020年は一つのポイントでしか無いですが、日本には海外に紹介・展開すべき魅力がたくさんあります。
WEBサイトの多言語サイト化でビジネスチャンスを掴みたいですね。