さて今回はソーシャルメディアについて触れていこうかと思うのですが、みなさんはこのアイコンが何のアイコンなのかご存知でしょうか。
もしわからなかった人は、このページにちょっと足を止めてもらえたらと思います。
アメリカでは常識!?ビジネス特化のSNS「Linkedin(リンクトイン)」
日本ではまだあまり浸透していないSNSサービスの一つで、簡単に言うとビジネスに特化されたSNSです。
FacebookやTwitterでは色んな人とコミュニケーションを取るために、遊び要素がいくつもあるかと思いますが、このLinkedinにはそれがありません。
アカウントの登録内容も他のSNSサービスとは違い、学歴や経歴といったいわば履歴書のようなものになっています。
アメリカではこのLinkedinを使ってビジネスパートナーを探したり、ヘッドハンティングをしたりと動きが活発で、Facebookがプライベート用であれば、Linkedinはビジネス用とうまく使い分けをしているみたいです。
ユーザー数もアメリカでは1億人に迫っており、その利用価値が高いことがわかります。
なんで日本では浸透していないのか?
全世界で約2億人ものユーザーがいるLinkedinではありますが、日本ではまだ約100万人(2015年1月現在)しか利用しているユーザーがいないそうです。
他のSNSサービスの国内利用者人数と比較してみると、Facebookは2,400万人(2014年11月現在)、Twitterは1,980万人(2014年6月現在)と差は歴然ですね。
アメリカでは1億人に迫る勢いでユーザーが伸びているのに、日本ではなんでこんなにユーザーが少ないのか。
その答えはズバリ「仕事に対する文化の違い」だと思います。
このLinkedinの登録内容は履歴書のようなものと表現しましたが、まさにその通りで、Web上で学歴や経歴を公開している訳ですから、自分の履歴書を道行く人に配っているのと同じようなものなのです。
アメリカでは転職は自分のステップアップのために自然と行われていますが、日本では複数回転職をしていると、「なんでこんなに転職をしているの?」と理由を聞かれたり、「会社に入っても長続きをしない」と、マイナスのイメージをもたれてしまいます。
さらに日本では一回就職すると同じ企業で定年を迎える傾向にあったり、年齢給というものも深く根付いているため、安易に転職をする人が少なく、いつからか転職=マイナスイメージというものが出来上がっていると考えられるからです。
そういう文化が浸透している日本では、履歴書をWeb上に公開するなどまず考えないですよね。
今後日本では浸透するのか?
浸透するにはまだまだ時間はかかると思います。しかしこのSNSの有用性さえ理解できれば確実に浸透してくるでしょう。
例えば大きなイベントに出展して、大量の名刺を交換したとします。そんな時このLinkedinが浸透していれば、後日Linkedinを見てその人のことを知ることができます。
信頼に値する人であったり、興味があれば連絡を取りやすいし、初めて会う場合でも、どういう人か知ってから会いに行くことで、変に気構えをする必要もなくなります。
仕事をする上で相手を知り、理解するということはとても重要なことだと思います。
また、Linkedinでは会社用のページも作成することが可能となっているため、SNSサービスを活用した就職活動やマーケティング活動が普及してきている日本においては必須コンテンツにもなってくるのではないでしょうか。
まとめ
これからどのように日本に浸透していくのかに期待がかかるLinkedinですが、今後ビジネスをする時に、相手に「Linkedinやってますか」と聞かれることもあるかもしれません。
また、これだけ情報を公開しているのであれば信頼できるという、パートナー選びの基準にすらなるかもしれません。
まだまだ日本に浸透するのは先になるかもしれませんが、今後のSNSサービスの中核を担うサービスになるかもしれません。
浸透してから「まだLinkedinやってないの?」と言われない為にも、今から始めてみてはいかがでしょうか!