言いたいことも言えない こんな世の中じゃ・・・ポイズン!
昔、GTOで主演されていた反○さんの曲にそんな歌詞がありました。
ネットニュースなんかを読んでいると、ちょっと誰かが何か発信したことに対して、みんなで寄ってたかって総攻撃を喰らわせるようなコワイことになっている場面を見かけますが、そんなシーンを見ていると、この曲が頭のなかでリフレインしております。
「何かを思っていても炎上を恐れて言いたいことも言えない」というふうになっていくんじゃ、情報を自由に発信できるはずのインターネットというメディアの良さが削がれるような気がして、もったいないなぁと思ったりしています。
ところでみなさんはSEOポイズニングってご存知ですか?
SEOポイズニングというのは、検索サイトでよく利用されるキーワードの検索結果の上位に通販詐欺サイトなどのサイトを表示させて不正サイトへ誘導する手口のことです。
2月のアタマくらいから、特に北欧ドメイン(.dk .no .se)を使ったSEOポイズニングの事例が確認されているそうです。
インターネットの世界は自己防衛が基本ですので、しっかり情報収集して、ダマされないように気をつけましょう。
SEOポイズニングは悪意のカタマリ
一般にホームページを検索結果上位に表示させるための工夫をSEO(Search Engine Optimization)といいますが、これを悪意を持って行うことからSEOポイズニングと呼ばれるようになったそうです。
フィッシングページを使った詐欺は以前から多発していましたが、SEOポイズニングは、さらにそれを上位表示させて罠にかけるという、とても悪質なものですね。
検索結果は何らかの情報を探している人が辿り着く場所なので、狙う側からすると生け簀に釣り糸を垂らすようなものといったところでしょうか。
このSEOポイズニングを利用して、不正なホームページにアクセスさせて偽セキュリティソフトに誘導し、金銭や個人情報を盗もうとする手口が相次いで見つかっているらしいです。
注目されるようになったのは最近ですが、実は以前からもあったようで、2010年には世界中から注目が集まっていたアップルのタブレット型 PC「iPad」や「ハイチ大地震」、「ジョニー・デップ死去」などのキーワードで検索した際にでてくる検索結果にSEOポイズニングが確認されていたそうです。
どんどん巧妙化していく手口
ネット犯罪は、発信側もどんどん進化していっていますので、このSEOポイズニング(フィッシング詐欺)も、なかなか詐欺だと見ぬくことが難しくなってきていたりします。
中には、正規の通販サイトをそのままコピーして本物そっくりのホームページを作り、その詐欺サイトを正規サイトよりも上位表示させている事例もあったようですよ。
そうなってくると、リテラシーの低いユーザーはそのままひっかかってしまうこともありえますよね。
詐欺は、合ってしまってから後で取り戻そうと思ってもどうしようもないことが多いのが実態のようですので、やはりひっかからないように自己防衛することがとても大切です。
特に、ショッピングサイトなどを利用する際には、正規サイトのURLかどうかを確認するなどは最低限行なったほうが良いかもしれません。
念には念を入れた自己防衛対策を心がけましょう。
みなさんが、安全で快適なネットライフを送れますように!