気が付いたらもう3月。
1年の6分の1が終わってしまいました。
時間が経つのは早いですね。
今年も仕事とは別でいろいろなことに取り組みたいと考えていますが、2ヶ月経った今でも最初の一歩を踏み出せずにいるのが現状です。
私がどんなことを考えているのかはさておき、今回は立てた目標をどうやって達成していけばいいのかのコツについて書いていきたいと思います。
キーワードはKPIです。
KPIは平たく言うと、何かを達成させるために実施状況を計測する「実行の度合い」を数値化して示すものです。
普段、Web制作の仕事でもよく出てくるキーワードですが、これはどんなときでも絶対に役立つものなので今回はWebサイトにおけるKPIではなく、日常の中でも取り入れられているということでお話していきます。
ダイエットで目標達成できる魔法のKPI
ティファナのコラムの冒頭でも、誰かが「年末年始で太った」とか、「ようやく元の体重に戻った」とか書いていましたが、計画的に体重をコントロールしようとしているではなさそうですね・・・
体重管理というのはなかなか難しいもので、特に「このままじゃまずいから痩せよう!」と始めるダイエットというのはなかなか長続きしないものですよね。
ダイエット本やWeb上でも様々な方法が紹介されていても、読んでいるときは「なるほどなぁ」と関心を持っていても、いざ取り組み始めると1週間くらいで辞めてしまう。(1週間も出来ないことだってあると思いますが)
きっと、そのほとんどは効果が見えにくいのでモチベーションも上がらず、続けられないのではないでしょうか。
もしくは、最近は便利な世の中になったので食べたいものはすぐ買えてしまうのと、お店側も売ろうと必死なので魅力的な言葉に惑わされて、ついつい食べる方に走ってしまう人ではないでしょうか?
でも、実はこの体重管理に関してKPIを使えば、どんな人でも目標を達成することができるのです。
多くの人が、ダイエットをするときの最初の目標は決められると思います。
「絶対にこの1ヶ月で5kg減らす」とか「毎月1kgは減量して3ヶ月で3kg減らすぞ」などのような感じです。
これが決められない人はさすがにないですよね?
なぜなら、今の自分の体重がまずいから「せめてここまでは!」という希望があるから。
でも、これはあくまでゴールを決めただけなのでそこに向かって、ただ我武者羅に頑張っても到底達成することはできません。
ゴールを達成させるための行動を数値化したものがKPIです
ゴールを決めたら、ダイエットするための運動やストレッチに取り組めばいいだけでしょ、と考える人もいますが実はそれではダメなのです。
正確には全く意味が無いわけではありませんが、それでは足りない場合がある、ということです。
いろいろと細かい説明をすると長くなりそうなので、ここでは割愛して簡単に言いますと「運動」「食事」「基礎代謝」ということが密接に関係しているということだけ述べておきます。
これらのことをシンプルな指標にまとめると次のようになります。
運動するとカロリーが消費されるのでそれを総称して「消費カロリー量」という指標にすることができます。
食事という行為を数値化すると、「摂取カロリー量」という指標を作ることが出来ます。
もう一つ大事な要素は、何もしていないときでも消費される基礎代謝、つまりは「基礎代謝カロリー量」という指標です。
この指標を方程式のように書く(名称は勝手に付けてますのであしからず)と、
カロリー変動量(KPI)=摂取カロリー量-(消費カロリー量+基礎代謝カロリー量)
という感じになると思います。
そう、カロリー変動量というのがKPIになるのです。
つまり、このカロリー変動量がプラスになっているといつまで経っても、痩せることは出来ないという結果になります。
運動しても減らせるカロリーには限界がありますよね。
食べることは、不思議といくらでも出来てしまいますが(笑)
大事なのは、このカロリー変動量をマイナスにするにはどうすべきか、です。
そう考えると自ずと答えは出てきますよね。
食べる量を調整しながら、どれだけ運動すればいいかを考えるだけ。
以外とシンプルでしたね。
企業でもKPIはいろいろなところに使われています
ダイエットのように、個人個人の目標設定に使われているということは分かっていただけたと思いますが、実は大企業でもKPIを使って施策を宣言している企業があります。
みなさんも知っている自動車メーカーのトヨタです。
トヨタのWebサイトを見てみましょう。
トヨタの経営ビジョンを分かりやすくカテゴリーに分けられ、一つ一つに目標と施策が書かれています。
ここではトヨタのゴールとしては、「ステークホルダーの笑顔のために」というのが掲げられていますね。
なんとも分かりやすいゴールですね。
笑顔にすることですからね。
そのために、自動車メーカーとして「もっといいクルマ」を提供することが笑顔に繋がると書いてあります。
そのための目標は、「安全/品質/感動のお客様評価において、競合トップクラスを獲得します」だそうです。
取り組みも大きく3つに分かれていて「安全」「品質」「笑顔・感動」の軸で施策を打ち出しています。
これらの施策を行うことが、目標を達成してその先の「ステークホルダーの笑顔のために」を達成されようとしているように受け取れます。
KPIというのは業績評価指標と言われているようにもともとは、経営戦略などビジネスの世界で経営上の意思決定に役立てるために使われてきたものなので、トヨタが取り組んでいることはまさにそれを体現しているという良い例だと思います。
まとめ
普段、何気なくWeb業界で使われてきた言葉を今回は別の角度で紹介させていただきました。
ダイエットをこれから頑張ろうとしている方には、少しはお役に立てたのではないでしょうか。
この魔法のKPIという手法で目標をクリアするよう頑張りましょう。