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イラスト制作における時短への取り組み ~イラストのディレクションをしていて気づいた事~

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働き方改革が謳われるようになってから、様々な業務の効率化が急がれたり、
業務時間が短くなったりなどの取り組みがなされています。
イラストの分野はどうでしょう?
描き方のHow toの記事はあっても、
制作工程のHow toはあまり見かけませんでした。
私がここ4年ほど、イラスト制作やイラストのディレクションを
やっていて気づいたことをまとめようと思います。

時短のために必要な人材

私は最初の2年間、Webデザイン・アニメーション作成・イラスト制作など、作業する側の人間でした。
元々、私含め3人くらいでアニメーション・イラスト制作を進めていたのですが、
受注が増え、納期ギリギリまで作成をする傍ら、
次の案件になかなか着手できないなどの問題が出るようになりました。
もっと作業者がいれば解決できると考えていましたが、
人が入れ替わり、なんと増えるどころか作業者は私だけになってしまいます。
さらに、働き方改革で時短に取り組むことになり、
どんなに自分の手を早く動かしても仕事が間に合わないという状況に陥りました。
そこでやっと
「リソースを増やさないとまずい」
「スケジュール調整ができないとまずい」
「クオリティを管理できないとまずい」
ということに気づきました。
ただイラストを描ける人を増やすのでは、効率は上がりません。
必要なのは、「イラストを理解しながら、プロジェクト全体を通して
リソース・スケジュール・クオリティを管理できるディレクター」なのです。
当時は、上司や他の先輩からサポートしていただき、
分からないながらも何とかディレクション業務に取り組みました。
まず、取り掛かったのは、リソースを増やすことです。

どちらも取り組んだ結果、学んだことがあるので共有します。

外部の発注先にイラスト業務を指示する上で気をつけるポイント

外部の発注先に仕事をお願いするときの心得 その1

外部の発注先はイラストや、アニメーションを専門で行なっている制作会社です。
社内で0から教育するよりも、すぐに高クオリティのものを仕上げてくれます。
ただし、外注するわけですから、会社からお金が出て行きます。
案件の難易度や納期にもよりますが、本当に外部の発注先にお願いするべきかは考えましょう。
外に仕事を出すことができれば自分の手は空くので
あとは、外部の発注先ばりの凄腕を社内育成すればいいだけです。

上記のフローの中でも、時短を意識して取り組んだ方が良いことを共有します。
手戻りがないような概要の伝え方をする
これは、社内のデザイナーに依頼する時も、注意しなければいけないことですが、
ディレクターの指示ミスにより、余計な手戻りを発生させてはいけません。
外注しているわけですから、余計な手戻りで、追加費用を発生させてしまうかもしれません。

追加料金が発生すれば、納期もずれます。良いことが一つもありません。
これだと、時短として外注しても逆効果です。
認識の相違や、指示ミスをそもそも起こさないために、
・イラストの素材を提供する
・指示書が言葉だけでは不十分の場合、図解、動画(アニメーション系の指示)で情報共有する
・難易度が高い場合は、途中経過を上げてもらう回数を増やす
上記を併せて伝達・連携できるといいですね。
ちなみに途中経過を早めに上げてもらうことで、取り返しがつかないようなミスを防ぐこともできます!
(私は随分これで助かってきました…汗)

外部の発注先に仕事をお願いするときの心得 その2

作成を依頼する外部の発注先さんは、その手のプロフェッショナルです。
そのため、連絡時は、専門用語をバンバン使ってきますし、
最新の技術を駆使して、制作を行なったりします。
ここでもし、専門用語の意味を知らなかったり、
古いソフトを使い続けていて最新に疎かったりすると、
外部の発注先に「あ、この担当者分からないんだ」と思われます。
つまり、足元を見られる要因を作ってしまうのです。
外部の発注先は会社の仲間ではないので、
納期や、成果物に対し、イニシアチブを握ろうとしてくる人も出てきます。
仕事は、自分都合で進められた方が良いに決まっていますからね。
(分からないことを丁寧に教えてくれる優しい外部の発注先もいます!)
また、フィードバックする自分自身に、審美眼や知識、技量がないと
外部の発注先から上がってきた成果物に対して十分なフィードバックできません。
自分で成果物に対する評価ができないのに、外部の発注先にお願いするってなんだか本末転倒していますよね。
私は、Pinterestやtumblrで良いイラストを収集し(=審美眼を鍛える)、
最新の技術をインストールして使ってみたり、
スケッチをほぼ毎日するなど勉強を怠らないようにします。
最後のスケッチに関しては、自分が好きなことなので、
勉強というよりは習慣という方が正しいですね…
大事なことをおさらいしましょう。
イラストのディレクション担当者として、知識やスキルを常に身につけ続けることはとても重要です!
続いて、リソースを増やすもう一つの手段について共有していきます。

社内メンバーにイラスト業務を指示する上で気をつけるポイント

社内メンバーに仕事をお願いするときの心得

社内メンバーに対し、今までイラストの描き方を教育するということをやったことがありませんでした。
外部の発注先のようなエキスパートとは異なり、0ベースからとなると
吸収スピードは早いのですが、自分の言葉のちょっとしたニュアンスの違いで、
思い通りに上がってこないことが多くありました。
逆に、赤入れや指示出しをした後に、クオリティが高いものが上がってきたり、
「自分なりにこんな工夫してみました!」という声をもらえると嬉しくなりますね。
まず、イラストを上手くなるために、やってもらったことはシンプルに対象となるモチーフを描き続けることです。
一個一個上げてもらったものに対し、丁寧に赤入れをするのですが、
ここで気をつけることがあります。
言葉だけでフィードバックしないこと」です。

外部の発注先の時もそうですが、図解のほうが間違いがありません。
「人物の視線を、さらに右へ視線を集中させれば、資料を見ているように見えるでしょ?」
と説明しても、どの程度右なのか、右に視線を向けるとどう見えるのか、
首をさらに右に捻ることになるから体の向きも…
なども図解であれば、関連する事象も一発で説明できるのです。
イラストディレクターはどのくらい図解が上手いかも実力のうちですね。

まとめ

“専門性が高いから=自分だけの仕事”だと思わない

私はイラストを作成することが好きで、
クライアントの要望通りにイラスト作成できたことに、やりがいを感じていました。
時短に取り組むにあたり、クリエイター業務は納期があるし、
専門性が高いし、業務時間が長くなるのは仕方ないことだよね?
と思っていましたが、今考えると仕事を上手くできない人の言い訳だなと感じます。
最近だとディレクション業務が増え、
作業者だったときの自分の気持ちに共感してくれる人が社内で増えたり、
イラストを上手くなろうと、自分が出した課題に頑張って取り組んでいる子達を見ると
やっていて楽しいなと思います。
あの子達が頑張っているなら自分もさらに上手くなろうという意欲も湧きますからね!
一気に多くの案件も進められるようになれば、会社にも貢献できるようになりますし、
多くのお客様に見てもらうきっかけにもなります。
今回の、イラスト業務に限らず、専門性の高い業務に携わっている人は、
自分がこれまで培ってきた知識やスキルをぜひ広めて、時短に取り組んでもらえればと思います。
自分にとってプラスになり、ポジティブな未来を掴めるとお約束します!

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