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アドラーの思想でSDGsについて考えてみる

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最近SDGsという言葉を聞くことが増えたと思います。
SDGsとは、「誰一人取り残さない」、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のための、17つの国際目標です。
さらに17つの目標の中でも具体的な169のターゲットが定められており、きちんと進捗見える化もされています。
ニュースや広告などいろいろな場所でSDGsが取り上げられているのを見て、なんとなく内容を知っている方は多いと思いますが、皆さん自身はは何か行動をしていますか?
身近なところでは、取り組みを表明している企業もあり、スマートモビリティなど先進技術に取り組むトヨタ自動車は特に高い評価を得ています。
あくまで国単位の目標だから、大企業が取り組めば良くて、みなさん個人には直接関係のないことなのでしょうか?
今回は、アドラーの思想を用いてSDGsの捉え方について考えてみたいと思います。

共同体感覚

アドラーの思想に共同体感覚というものがあります。
「共同体感覚」と言われると、すごい概念的…宗教の用語かしら…?と難しい感じがします。
「共同体感覚」はドイツ語である「Gemeinschaftsgefühl」の直訳なので、いまいち理解しにくいと思うのですが、
英語に訳すと「Social interest」となります。
“社会への関心”と再翻訳すると少しわかりやすくなりますよね。
では、具体的に共同体感覚とはどのような意味なのでしょうか?
簡単に説明していきたいと思います。
この記事を読んでいらっしゃる方の中で、「自分は何にも属していない完全にアナーキーな人間だ!!」という人はいらっしゃいますか~?!
周りを見てみてください。どうですか?いましたか?
人は何かの共同体に属しながら生きていて、何にも属していない人はおそらくいません。
小さな単位では家族や恋人があり、大きくなってくると地域や会社、学校、さらに大きくなると国、地球ないしは人類という共同体に属しているということになります。
アドラーは宇宙までもが共同体だと言っていました。
人はみな、そのような共同体の制度や他の人のフォローの恩恵を受けて生きています。
それは逆もまた然りです。
あなたが誰かのために行動したり、あなたが消費などの経済活動をしたり、あなたの小さな行動によって社会が成り立っています。
つまり、共同体感覚を非常に簡単にまとめると、「人は全く一人で生きているわけではないので、他人のことにも関心を持ちましょう」ということです。

普段から共同体感覚を意識している?

しかし、この共同体感覚を普段から意識できている人は、ほとんどいないと思います。
アドラーは共同体感覚について、「意識して育てていかないと気づけないものだ」というように述べています。
まあ、「自分」という個の観測視点がなければこの世界も存在しないに等しいので、人々が私的理論で生きるのは当たり前です。
常に「アフリカの子どもは学校にも行けてないのに、自分はこんな良い暮らししていてよいのだろうか…」のように気を巡らせていたら精神がすり減ってしまいます。
しかし、すべての人が常に「自分が今良ければ良い」という考えで行動していたら、SDGsの目標は絶対に達成できないでしょう。
一部の人が頑張っても、特に環境保全なんかは大きな問題であるだけに、きれいにする人より汚す人の方が多ければ絶対に変わりません。
身近な例で言うと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延しつつあります。
3月の上旬ごろは日本の危機感も薄く、普通に遊びに行ったり出社したりしていたと思いますが、現在4月上旬、渋谷のあのスクランブル交差点の縞模様が青信号でも目視できるほど人がいません。
イタリアで死者が1万人越えだとか、アメリカで感染者が15万人を超えたとかのニュースはやっていましたが、日本の人々も危険性を認識し、対策を行っています。
それは、著名人の感染やコロナウイルスによる死で、ようやく他人ごとではないと気づき始めたからだと思います。
このように遠い国で起こっている大量の悲劇は全く自分に関係ないと思うのに、自分が知っている人、数人の悲劇を目にすることでようやく自分も当事者であることに人は気づくのです。
しかし、それでは手遅れではないでしょうか?
これはコロナウイルスやSDGsのみに当てはまることでありません。
自分の些細な行動で、または行動しなかったことによって、自分の大切な人や将来の子供に悲劇をもたらすかもしれません。
それでも本当に今自分が良ければ良いと思えるでしょうか?
自然災害や感染症は防げません。しかし、人災は防げます。
SDGsの達成目標は、2030年となっています。
10年もあれば、自分にとっても大切な人や、子供もできているかもしれません。
SDGsの取り組みについて調べて、共同体感覚を意識して生きてみると、まわりまわって自分大切な人たちや自分のためになるかもしれません。

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