Fintechとはなにかみなさんご存じでしょうか?
Fintechとは、金融(Finance)と技術(Technology)を合わせた造語です。
金融サービスにおいて、IT技術を組み合わせ新しいサービスや流れを表す言葉なのです。
IT技術を組み合わせた新しいサービスや流れとはなんなのか?
ITに疎い人からするとなかなかイメージがつかないと思います。
サービスとしてあげられる例は、ネットバンキングやキャッシュレス決済からATMもFintechに含まれるのです。
現代の日本において、Fintechに含まれるサービスとはどのようなものを指しているのでしょうか。
本コラムでは、サービスからFintechに触れていきたいと思います。
キャッシュレス決済
近年、日本でよく言われているのがキャッシュレス決済です。
キャッシュレス決済とはそもそも何なのでしょうか。
キャッシュレス決済とは、現金(Cash)を使用しない(less)で買い物や食事など、支払いをする事です。
では、現金を使用しない支払い方法とは主にどういったものがあるのでしょうか。
近年でこそ様々な方法がありますが、最も使われているキャッシュレス決済方法はクレジットカードではないでしょうか。
外食時や旅行時など使用する機会は様々あると思います。
私自身も通販ではクレジットカードに頼りきりです。
クレジットカードに負けずとも劣らず使用されているキャッシュレス決済方法がスマホ決済アプリではないでしょうか。
国内でも様々な決済アプリがあります。
さらに、交通系ICカードで決済できる店舗や自動販売機も多く増えてきました。
駅構内や駅周辺では交通系ICカードを利用できることが多く、私も使ってしまいがちです。
PFM
PFMはみなさんご存じでしょうか。
言葉は知らずとも、利用されている方は多くいるのではないでしょうか。
PFMとはPersonalFinancialManagementの略語であり、個人資産管理を意味する言葉です。
いわゆる、家計簿ですね。
銀行口座やクレジットカードの利用明細、電子マネーの利用履歴などを一元管理できるソリューションです。
インターネットバンキングの普及に伴い、様々な支払方法が増えた人はぜひとも使ってみては如何でしょうか。
仮想通貨
日本国内でも、一時期大きく話題になった仮想通貨。
名前だけでも聞いたことがある方は多いのではないのでしょうか。
仮想通貨には定義や分類が複数存在しますが、主には電子的な決算手段や特定の国家などによる裏付けがないものとされています。
ゲーム内通貨などからネットクーポンなどが仮想通貨に含まれることもあります。
仮想通貨と一言で言っても、様々なモノが包含されているのです。
海外のFintech
ここまでは、日本におけるFintechの例を一部上げてきました。
ここからは、海外のFintechについて少し触れてみましょう。
経済大国であるイギリスでは、カレント・アカウントスイッチといったサービスがあります。
銀行口座を複数持っている人の中には、口座の自動引き落としがされている人もいるのではないのでしょうか。
口座を複数持っているのに、転職や引っ越しなどで新しく銀行口座を開設する必要が発生してしまい、自動引き落としを変更する手続きが面倒で更に口座が増えてしまった、といったことがありませんでしたか?
その際に英国で重宝されているのが、カレント・アカウントスイッチというサービスです。
新規銀行口座開設時に、旧銀行口座の残金を新しい口座へ移行することで、自動的に新しい口座から引き落としてくれるサービスです。
アジア圏のインドでは、テック化が年々進んでおります。
ナレンドラ・モディ首相が政権を握るインドでは「デジタル・インディア」を掲げ、様々なサービスのテック化に努めています。
更に2016年には、モディ首相自らが高額紙幣の廃止を宣言しています。
テック化を進めるインドでは、マネーロンダリングや汚職。脱税、通貨偽造などお金にまつわる問題をFintechで一掃することを目標としています。
安全性は?
まだ、Fintech化できていない方々が懸念している事の一つとして安全面ではないでしょうか?
人が日本で生きていくうえで、どうしても必要になってしまうお金。
この世で一番大切なものはお金である。などといった倫理的な話をするつもりはありませんが、お金はやはり大切なものであることに間違いはありません。
日々、汗水垂らし働いて稼いだお金だからこそ、「現金」であることに安心する人も、まだ日本国内では多いのではないのでしょうか。
ですが、銀行やATMといったものも、できた当初は安心できるものでは無かったのではないでしょうか。
言ってしまえば自分が稼いだお金を人に預けているのです。相当な信用がないとできる事では無いと思います。
Fintechも同じではないでしょか。まだまだ発展途上であるが故に完全に安心できないのではないでしょうか。
ただ、日本の技術も日々進歩しています。日本通信もFintechの安全を担保するために、技術の特許を取得しています。
様々なデジタルのサービスが増えると同時に、セキュリティ面での技術も向上しているのです。
利用通知が届くサービスもあります。身に覚えがない利用通知が来た際は、すぐに運営に問い合わせることやサービスを解約するなど、利用者側にも対応する方法は様々あります。
まとめ
日本は世界に比べると、まだまだFintechが進んでいるとは言えません。
本は電子書籍よりも原本が良いといった人がいるように、お金は現金が良いといった人がいると思います。
お金が数字の羅列になることで、お金に対するありがたみが無くなってしまうという人も私の身近にはいました。
では、お年玉やご祝儀などといった特別な時に特別な物として現金を使ってみませんか?
最初から日々の買い物すべてをキャッシュレス化するなどといったことは中々抵抗があると思います。
ですので、飲み物を買うときや、ランチの時など、ちょっとしたことからキャッシュレス化してみませんか?
一つ一つの簡単なことからより生活が豊かで便利なものに変わっていくのではないでしょうか。