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web制作 システム開発には欠かせないOSSとは何か

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ここのところ急に寒くなってきたため社内でも風邪を引く人が増えてきました。
私も喉を痛めてしまったのですが、風邪の治癒と予防のため最近は温かい紅茶に生姜とハチミツを入れて飲むようにしています。紅茶、生姜、ハチミツ、どれもコンビニで購入でき手軽に始められるのでオススメです。

さて、IT業界で仕事をしていて、手軽に始められるといえばOSS(オープンソースソフトウェア)ではないでしょうか。
最近IT関連の記事を読んでいると、良く目にする単語だと思います。
いわゆる無償できるソフトウェアのことで、もちろんWEBシステム開発現場でもこのOSSがよく使われています。

今ではIT業界に携わっている人は誰でも知っている言葉ですが、「OSS=無償で利用できる」という認識だけで、OSSの本当の意味を知っている人は少ないのではないでしょうか?
(かく言う筆者も、無償で利用できるという点以外あまり意識したことはありません。)

あなたはこのOSSがフリーソフトと何が違うのか、きちんと説明できますか?
今回は、この知っているようで知らないOSSの原点となるオープンソースという考えについての話になります。

 

オープンソースの成り立ち

最近あたりまえのように耳にするようになった、OSS(オープンソースソフトウェア)。ではこのオープンソースという言葉の意味は何なのか。ここでは、まずその成り立ちから説明します。

OSSはオープンソースの考えの基、作られたソフトウェアのことです。
では、このオープンソースという言葉はどのようにして生まれたのでしょうか?

「History of the OSI」(http://opensource.org/history)によると

The “open source” label was created at a strategy session held on February 3rd, 1998 in Palo Alto, California, shortly after the announcement of the release of the Netscape source code.
(オープンソースは 1998年2月3日に、カリフォルニアのパロアルトで、リリース直前のNetscape(ブラウザ)のソースコードをどのような形で公開していくかという戦略会議の中で生まれた言葉)

と説明しています。

1998年というとちょうど日本でインターネットが広まり始めたころですね。Netscapeという言葉も時代を感じさせる言葉です。

その頃、ITに関わる大学や研究機関の間ではフリーソフトウェアの考え方が脚光を浴びていたそうです。
(その背景には、それまでIT業界で主流だったUNIXというOSが商業色が強く、企業の独占や閉鎖的なライセンスで、一部の研究者やプログラマーが反発をし始めたことがあります。)
ただ、そのフリーソフトウェアの考えが反商業主義的な印象を世間に与えていたため、もう少し柔軟で、ビジネスの考え方とも調和する考え方・イメージが必要になり、そこで、生み出された言葉がこの「OS」(オープンソース)という言葉です。その後1998年10月にオープンソースという考え方を牽引するためにOSI(オープンソースイニシアチブ)という団体が設立され、この団体がこの考えを広めていくことになったそうです。

こうして見るとオープンソースという考え自体は比較的新しくできたものだとわかります。
今では、あたりまえのようにオープンソースという言葉が普及し使われていることを考えるとIT業界のスピードには驚かされるばかりです。

オープンソースの特徴

現在ではあたりまえに広まった考え方であるオープンソース。ではその特徴はどんなものでしょうか?
ここではその特徴について説明します。

前章で上げたOSI(オープンソースイニシアチブ)によるとオープンソースの特徴として以下の10項目をあげています。

1. Free Redistribution
自由な再頒布ができること

2. Source Code
ソースコードを頒布すること

3. Derived Works
派生ソフトウェアも同じライセンスを適用すること

4. Integrity of The Author’s Source Code
作者のソースコードの完全性を保持すること

5. No Discrimination Against Persons or Groups
個人やグループを差別しないこと

6. No Discrimination Against Fields of Endeavor
利用分野で差別をしないこと

7. Distribution of License
追加ライセンスを要求しないこと

8. License Must Not Be Specific to a Product
特定製品でのみ有効なライセンスを設けてはならない

9. License Must Not Restrict Other Software
他のソフトウェアを制限しないこと

10. License Must Be Technology-Neutral
技術的な中立を保つこと
(参照:http://opensource.org/osd

しっかり基準が決められている感じがしますね。
この中で特筆すべきところは誰でも自由にソースを見ることができ、共有することができる、という点です。
こうすることによって多くの人が開発に関わることができ、開発スピードが飛躍的に上がります。

このオープンソースの考えによる開発の成功例としてよく上げられるのはLinuxの開発です。
今では良く使われているOSのLinuxはフィンランドのヘルシンキに住む学生だったLinus Torvalsさんが開発を始めたものになります。LinusさんはOSのcoreの部分を作ったのち、そのソースコードをインターネットで公開、多くの人の力を得ることで実に4年ほどでUNIX と互換性のあるOS を開発してしまいました。
その当時のUNIXというOSの開発が何十年もかかったことから考えれば、これはすごいことになります。
もちろんLinusさん一人の力でこのような偉業を成し遂げたわけではありません。
Linusさんが作ったベースシステムをオープンソースで公開し大勢の人の力を得て実現できたことです。
とはいえ、ソースを共有し開発することがいかに有効か、この例を見るだけでも明らかですね。

これまで説明してきたオープンソースの考えで作られたソフトウェアは現在形を変えて様々なところで使われています。
今では多くの人が使っているスマートフォンに利用されているiOSやAndroid、どちらもオープンソースのLinuxをベースとして作られてたソフトです。皆さんは意識していないかもしれませんが、実は意外と身近なところオープンソースでつくられたシステムが使われているんです。

また、ソフトウェアだけでなくこのオープンソースという考えはいろいろなことに応用されています。
よく目にするのは料理のレシピ等で、オープンソースでコーラのレシピを公開しているサイトなんかもあったりします。
http://www.wikihow.com/Make-OpenCola
長い間で培ってきた名店の秘伝の味も、オープンソースで研究を進めることで、数年で同じ味に追いついてしまうということがあるかもしれませんね。

そんな可能性を秘めているオープンソースで作られたソフトウェア、無償で利用するだけも良いですが、興味があるソフトウェアがあったらそのコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか?

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