Webデザイナーとして仕事をするようになってから、より強くなったひとつの疑問があります。
それは「『ダサい』ってなんだ…?」という疑問です。
なんとなくわかってはいても、とても感覚的な言葉で、すぐに発言者の意図を汲むのが難しいです。
『ダサい』には、格好悪い、野暮ったい、垢抜けない、という意味があるそうですが、初心者デザイナーには『ダサい』に対しての改善策が思い浮かばないことが多々あります。
どうすれば『ダサい』から脱却出来るのか、入社してから先輩デザイナーに教えていただいたことをまとめてみました。
ラインを揃えよう!
ここの文字は左寄せなのにここは真ん中寄せ。
上下に画像が並んでいる場所で、端の辺が微妙に合っていない。この例のように、ラインが揃っていないと、デザインを見ている人に対して「どこをみていいのかわからない」という印象を抱かせてしまいます。この「どこをみていいのかわからない」が素人臭さを出したり、『ダサい』を生み出したりするのです。まずはラインを揃えることを心掛けて、綺麗なサイトを作りましょう。
余白は十分にとるべし!
一度に目に入るスペースにたくさん情報を入れ込んで興味をもってもらいたい!という考えは一旦捨てましょう。
デザインが詰め込まれ過ぎていると、これも「どこをみていいのかわからない」の原因のひとつになってしまいます。タイトルや画像を目立たせたいのであれば、余白をしっかりとって、タイトルそのものの良さを引き出してあげましょう。満員電車が苦しいのと同じですよ!
ルールを決めよう!
余白をとる、といいましたが、例えばタイトル下の余白が100px、60pxとバラバラになっていると、これも統一感がなくてヘンテコなデザインになってしまいます。この部分の余白は50px、画像の間隔は30pxなど、場所ごとにルールを決めてデザインを作成しましょう!
また、「ルールがしっかり決まっている=整っている」ということですので、ラインを揃えることにも繋がります。
迷ったときには参考サイト!
デザイン作成を進めると、どうしても「この部分のデザインどうしよう…」と迷うときが必ず来ます。
そんなときには参考にできそうな既存サイトを探しましょう。
Webデザインがまとめられているサイトは多くが「サイトジャンル」「デザインテイスト」「色」などのカテゴリで分けられているため、目的のサイトを探しやすくなっています。
自分の引き出しが空っぽになったら、他のサイトからヒントをもらって自分の引き出しに詰め込んでいきましょう。
先輩からアドバイスを貰うのが一番の近道
これまで色々なポイントについて述べてきましたが、結局は「自分が100%の力で作りきったものを先輩デザイナーに見ていただきアドバイスをもらう」というのが一番の近道ではないでしょうか。
自分一人の目線で見ていると、どうしても見えてこない『ダサい』があるかもしれません。
ダメ出しをもらうのが怖いという気持ちもあるかもしれませんが、その気持ちを乗り越えることで初心者からプロへと一歩近づきます。
色々なサイトをみて、沢山の人からアドバイスをもらって、どんどん自分の力にしていきましょう!