こんにちは。
ティファナ内でオタク代表を名乗っている真野です。
今季もそろそろ新アニメが放送される時期になってきました。
最近のアニメ業界では、四半期ごとに新しい作品を放送することが定石となっています。
1期につき、約50作品が放送されますが、そこから超人気作となるのは、ほんの一握りほど。。。
しかしながら、必ずその期の覇権アニメが誕生し、話題をかっさらっていきます。
今回は、そんな人気アニメ作品をマーケティング視点で考えてみたいと思います。
そもそも「人気アニメ作品」の定義は?
さてさて、見切り発車でスタートしてしまった今回のコラムですが、
まずは「人気アニメ作品」について定義を行い、皆様の認識を統一させたいと思います。
(「~~が人気アニメ作品に入っていない!」などというご連絡をいただかないよう、
できうる限りのリスク回避は行っていく所存です。)
今回は下記の定義で話しを進めていこうと思います。
・サブカル系以外のメディア媒体でも取り上げられたことがある。
・SNSで頻繁に話題に上がっている。(もしくは上がっていたことがある。)
・あからさまにアニメ作品が原因となり、何かしらの経済活動が見られている。(もしくは見られていた。)
では、いよいよ本題に入っていきたいと思います!
なぜ人気作品となったのか? ケース1:「おそ松さん」の場合
まずは2016年度のビッグウェーブ、「おそ松さん」から見ていきましょう。
このおそ松さんですが、放送が開始されるやいなや、爆発的な人気を博しました。
イベントを開催すれば開場前から2000人ほどの行列が出来上がり、
関連書籍を発売すれば各書店で完売が続き入手難民が生まれ、
海外限定グッズを準備すれば現地まで飛ぶファンが相次ぐほどです。
なぜ、おそ松さんはここまで人気アニメ作品となったのでしょうか?
様々な要因が考えられますが、ひとえに彼らの関係性が大きなトリガーだったのでしょう。
おそ松さんのファンは9割が女性と言われていますが、
女性ファンは、キャラクター同士の関係性や内面を重視すると言われています。
個性豊かなメインキャラクターが6人もいては、組合せは自由自在。
ファンの妄想も広がり、ここまで大規模な人気作品となったのでしょう。
なぜ人気作品となったのか? ケース2:「ガールズ&パンツァー」の場合
続きましては、町おこしにも成功した「ガールズ&パンツァー」を見ていきましょう。
ガールズ&パンツァーは、前述のおそ松さんと打って変わって、
そのほとんどを男性ファンが占めています。
有名人の中にもガルパンファンであることを隠さず、むしろイベントなどに積極的に参加するなどして、
その熱中ぶりを見せつける方がいたりします。
その人気っぷりは、放送終了後、劇場版アニメが公開されてからも続きました。
その公開期間は2015年11月からこのコラムを執筆している2016年8月26日まで続いております。
長い…!!
では、この作品はなぜこんなにも人気の作品となったのでしょうか?
答えは、この作品の特徴である「少女×ミリタリー」にあります。
男性ならば、誰しも1度は戦車や戦闘機に憧れを持ったことがあるのではないでしょうか?
この作品は前述の通り、戦車を駆使する少女たちの戦いや成長が描かれています。
いわゆる萌えアニメのように、ただ可愛い女の子たちだけではなく、
本格的な戦車の描写や戦術が世のミリタリーファンを魅了しました。
また、作品の舞台となっている大洗市が全面的に協力を行ったことによって、
ファンによる聖地巡礼やふるさと納税の際に多額の経済効果が生まれました。
マーケティングを行う際はターゲットの「ツボ」を押すべし!
今回紹介した2作品に共通していることは、ターゲットとなる人物のツボを把握し、
作品作りに反映していることです。
一見、簡単そうに思えますが、実はこのツボを探ることはなかなか難しいことです。
人間はどうしても主観が真っ先に思い浮かんでしまい、
客観的な考えがなかなかできないものです。
みなさんも身に覚えがありませんか?
例えば、自社サイトを作る際に、「こんなニーズはないだろう。」「こういう依頼があってほしい。」と
無意識のうちに主観を織り交ぜ考えてしまい、
完成したサイトでなかなか成果を出せなかったり。。。
そんなときは、弊社にお任せを!
多数の業種、業界を担当してきたコンサルタントがお客様のお悩みとユーザーのニーズを一致させる
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