以前、アンノウンマーケティング™についての概要を説明しましたが、今回は顧客の行動利益をどう利用して行くか
について解説していきます。
アンノウンマーケティング™で取得できる顧客行動履歴
アンノウンマーケティングでは、まだメールアドレスを取得できていないどこの誰だかわからない顧客の、自社サイト内での行動履歴を取得できます。
顧客それぞれに対して自動的にIDをふり、行動を記録するため、例えばFAQの特定の箇所に3回アクセスしたユーザー…といった特定のしかたが出来ます。
FAQを3回も閲覧していると言う事は、困っていることがあるはずですので、「お困りではないですか?ユーザーサポートの電話番号はこちらです。」
とポップアップを出して上げる事で、とても親切な対応になります。
このほか、様々な利用のしかたがありますので、詳しく見て行きましょう。
ユーザーの好みに合わせてページを書き換える
アンノウンマーケティングでは、ユーザーの好みに応じてそのユーザーが見ているページの内容を最適な物に差し替えることも出来ます。
美白化粧品の商品を多く見ているユーザーが、TOPページにアクセスしてきたら、メインビジュアルを自動的に「美白コスメ特集」に切り替える。
と言った事が可能です。
自分が欲しい物が目の前に提示されますので、高い確率でそのユーザーは「美白コスメ特集」のページへ誘導されます。
美白コスメ特集ページ内では、そのユーザーが一番よく見ている美白コスメ商品が大きく表示され、「今日だけ20%OFF」の表示。
そのユーザーは買わずにはいられない…と言うわけです。
ユーザーが探すのではなく、ユーザーの欲しい物を目の前に出す、そして最後の一押しで購買につなげる。
あたかも1人ひとりの顧客に接客しているかのような対応ができるのがアンノウンマーケティングです。
MAではメールアドレスを取得した顧客に対して上記の対応を行う事が出来ますが、誰だかわからない顧客(アンノウン)に対してマーケティングを行うことは出来ませんでした。
Webにアクセスしているユーザーのうち、通常は98%以上がアンノウンユーザーで、メールアドレスがわかるのはわずか2%しかありません。
マーケティングを行うならばより多くの顧客がいる層、つまりアンノウンユーザーの層に対して行うのが効率的です。
コンバージョンのゴールデンルートに乗せる
コンバージョンしている顧客の行動を調べてみると、ある傾向が見えてきます。
「会社概要」ページ、「料金表」ページ、「強み」ページを全て見た人は、それらを見ていない人よりも2倍コンバージョン率が高い…
と言うようなそれぞれのサイト特有の傾向です。
このような、コンバージョンするために必要なページの組み合わせをゴールデンルートと呼び、逆に言うと、ゴールデンルートにユーザーを誘い込めればコンバージョン率が上がると言うことです。
もうおわかりかと思いますが、アンノウンマーケティングによって、ユーザーをゴールデンルートに自動的に乗せてあげれば、コンバージョンが上がります。
具体例でいうと、「会社概要」と「強み」を既に閲覧したユーザーに対して、まだ見ていない「料金表」のページを見るよう促して、コンバージョンさせるわけです。
アンノウンマーケティングとMAの組み合わせ
今まで手出しすることが出来ず、無駄に捨てていた98%のアンノウンユーザーを可視化して、効率的にコンタクト情報(メールアドレス等)の取得、コンバージョンアップを行える。
コレがアンノウンマーケティングの醍醐味です。
アンノウンマーケティングでコンタクト情報を取得したら、今度はMAに連携させてナーチャリングし、購買につなげる。
この一連の流れを行う事で、顧客数増大と売上げアップが可能になるのです。
ご興味がおありでしたら、是非お問い合わせください。
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