ソーシャルメディアの活用が活発化し、人と人を繋ぐだけだったツールが人と企業を繋ぐようになり始めました。
例えば、就職活動では、学生にとっては情報収集の場として、企業にとっては情報提供の場として活用することが多く、今や「ソー活」といった言葉ができるほど有名になりつつあります。
今回はそんな「ソー活」について書いてみたいと思います。
「ソー活」とは
ソー活とは、ソーシャルメディアを利用した就職活動を指します。この活動は2011年頃から見られ始め、2011年を「ソー活元年」とも言うそうです。2012年には新語・流行語大賞にノミネートされる等、生活に浸透してきました。
直接対面すると、どうしても緊張で堅くなってしまい、本当の姿を見るのは難しいものです。そういった学生と企業が本音でやり取りする場として活用されます。
学生は情報収集とともに自分の学歴やスキルを企業向けに掲載します。企業は自社のイベント等の情報を学生に向けて発信し、自社に興味があると感じた学生に対してコメントをします。
しかし、メリットもあればデメリットもあり、よく考えて使用しなければいけません。
学生側のメリットとデメリット
メリットとしては、簡単に情報収集を行うことができるということ、簡単に企業とやり取りができるため、細かい質問や疑問にも答えてもらえます。もし、やり取りをしているうちに自分には合わないなと感じること等、今まで面接や説明会だけでは分からなかったことが分かるようになります。
学生側で注意しなければならないのは情報の取り扱いです。
特に個人情報は筒抜けになってしまうことがありますので、公開してよい情報といけない情報をしっかりと見極め、公開する必要があります。
また、就活のことをSNSに投稿している方は控えることをお勧めします。例えば、アパレルのA社に面接に行ったことを投稿し、次の日に製造業のB社に面接に行ったことを投稿したとしましょう。その就活の投稿をA社、B社の採用担当が見ていたとします。
どれほど自社に入りたいか語られてもまったく違う業界を受けていると分かったとき、採用したいと思いますか?
SNSというのは思っている以上に誰なのか特定しやすいものです。名前は分からなくても、「このTwitterのこの人はFacebookのこの人と同一人物である」ということは簡単に特定できます。なので、就活に使っているSNSと違うSNSであったとしても投稿することは控えましょう。
企業側のメリットとデメリット
企業側のメリットは多くの学生に自社を知ってもらうことができること、面接だけでは分からない学生の性格などを把握できること、自社のことを学生に知ってもらうことでミスマッチを防ぎ、離職率を軽減させることができます。
デメリットは内容によっては一方的な配信になってしまうこと、企業サイトにも載せている情報がほとんどで意味を成していないこと、コメントに返信した内容や返信の遅さ等でイメージダウンになってしまう可能性があることです。
誰でも見ることができてしまう場で、学生は自分の名前を公開してまでも質問してくれます。そんな学生に対して、素早く、的確な返答を返す必要があり、また有益な情報を提供する必要があります。
もし、他社も導入しているからといった理由で導入を検討されている場合は受け入れ体制が整っているかしっかりと考え、今後、どのように運営していくのかしっかりと決まってから発信していきましょう。
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