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切っても切れないデザインと色の話

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こんにちは、デザイナーの角田です。
毎年こっそり楽しみにしていることがあります。
それは何かと言うと、「流行色/トレンドカラー」です。

流行色/トレンドカラーって?

「流行色/トレンドカラー」というのは、「パントン(PANTONE)社」が
毎年12月に「カラー・オブ・ザ・イヤー」として発表している、いわゆる「翌年のトレンドとなる色」のことです。
そもそもパントン社とは?という話になりますが、ものすごく簡単に説明をすると、
デザイナーを志したりデザインを学んだことのある人なら必ず見たことがあると思いますが
column_kakuta2.jpg
こういう形の「色見本帳」(上記はイメージです)。見たことありますよね?
色見本帳の中でも、世界有数の色見本帳ブランドとして一番有名なのが、このパントン社なのです。

2020年のトレンドカラーは?

さて、そんなパントン社が毎年発表している「流行色/トレンドカラー」ですが、2020年はどんな色なのかというと
「PANTONE 19-4052 Classic Blue(クラシックブルー)」
です。カラーコードで言うと「#0f4c81」。
「落ち着き、信頼、つながりをもたらす安心感のある存在」
を意味する色だそうです。

「私たちは信頼と信用を必要とする時代に生きています。PANTONE 19-4052 Classic Blueが表現するのは、この種の不変性と信頼感です。深い余韻に包まれた、PANTONE 19-4052 Classic Blueは、しっかりとした基盤を提供します。広大で無限の夜空を思い起こさせる限りないブルーのPANTONE 19-4052 Classic Blueは、思考を広げるために、当たり前であることの先を見るよう私たちを促します; つまり、より深く考え、視野を広げ、心を開いて会話をしようとする意欲をかき立てます。
– Leatrice Eiseman
EXECUTIVE DIRECTOR OF THE PANTONE COLOR INSTITUTE」

これはパントン社のエグゼクティブディレクターの方の言葉ですが、
デザインにおける色というのは意味を持っているもので
例えばこういった青系の色であれば、
「さわやか」「集中力を高める」「心が落ち着く」などの意味を持っていることが一般的です。
まさに今回のクラシックブルーは、「落ち着き、信頼、つながりをもたらす安心感のある存在」と言えますね。
夜空を連想させ、落ち着く・安心感のある色だなあと私個人的にも思います。
2020年が穏やかな年であれ、という意味が込められているのでしょうか。そうなると良いですよね。
個人的には、2016年の「QUARTZ & SERENITY(ローズクォーツ、セレニティー)」が好きです。歴代のトレンドカラーの中では、初めて2つの色が選ばれた年でもありました。
グラデーションにすると、朝焼けのようですごくキレイな色になる組み合わせです。
ちなみに2016年という年は、ジェンダーレスやユニセックスなど、ファッションや色々な分野で良くも悪くも話題になったので、この2色が選ばれたとされています。
Webデザインに関していうと、配色はそれぞれのデザインによって全く違いますが、
グラデーションが用いられたデザインがトレンドになっていったのも2016~2017年辺りでしたね。(流行の最先端・・・!)
「流行色/トレンドカラー」は、特にWebやデザイン等に限った話ではなく、
ファッション、コスメ、エンタメ業界などあらゆるジャンルで綿密にリサーチされた色です。
これまで紹介した2016年、2020年の色からも分かるように、世の中の情勢や時代背景、流行等が反映されたような色がトレンドカラーとして選ばれています。

Webデザインに生かせるところは?

さて、私がなぜ色の話をしたのかというと、最近色々と他人のデザインを見る機会があり
なんだかデザインの配色に悩むデザイナーが多いなあ、と個人的に思ったからです。
若いデザイナーがよく陥っている事象として、「デザインの配色に悩むこと」が多いと思います。
配色を決める時、若いデザイナーは単純に「この色が好きだから」「目立つから」「オシャレだから」という理由で決めがちです。
そういう理由で決めるのは全然ありです。
ただ、そういう決め方をするとチグハグなデザインを作りがちです。そして、そこで配色に対して指摘が入ると、なかなか色を決められず悩んでしまい、また変な配色をして・・・というループに陥ってしまいます。私も覚えがあります。
そういった、配色に悩むデザイナーが出来るようになると良いと思っているのが、
「なぜこの色を選んだのか?」「この色を使うとどういう効果が得られるか?」を考えてデザインを作ることです。
デザインに悩むと視野が狭くなり、なかなかいいものを生み出せなくなることが多いのですが、意味を考えられるようになると、すんなり配色も決められるようになっていくのではないでしょうか。
また、パントン社のWebサイトでは、このトレンドカラーである「クラシックブルー」を軸としたカラーパレットが公開されています。
例えばこんな落ち着いた色の組み合わせや
column_kakuta3.jpg
南国の海の中の賑やかさを連想させるような、楽し気な色の組み合わせなど。
column_kakuta4.jpg
上記を含めて、全部で5つのパターンが公開されています。
前述した通り、色ひとつひとつにも意味がありますが、色の組み合わせによって心情や情景を想起させることが出来ます。
世の中には、色々なカラーパターンを公開しているWebサイトがたくさんありますが、
そういったサイトを駆使しつつ、自分が作りたい・伝えたいデザインを作れるようになると良いですよね。
という、色に関するお話でした。

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