MAツールを勉強していると、日本人には常識の観点から作れなかったツールだなとつくづく思います。
勉強のために海外のサイトを読んでいると、「ざっくりこんな感じで8割カバーできて、2割の人には迷惑メールかもしれないけど、結果的に自社の売り上げが挙がっていればオッケー」みたいな印象をよく受けます。
日本人だと人に迷惑をかけないのが常識なので、 「2割に迷惑かける可能性があるならやめとこう」となりそうなところを突き進んでます。
日本の「常識」は法律のような働きをしますが、海外の「常識」はそれほど人を縛るものでは無いのかと思います。
そこで今回はMA(マーケティングオートメーション)では主役といっても良い、
メールアドレスを取得できていないお客さんについて書こうと思います。
メールアドレスがわかっている人に対してのアプローチは今までにも沢山ありました。
しかいMAツールは接点のない人に対するアプローチが可能です。
これが今までとMAツールとの最大の違いだと思います。
アンノウン(unknown)ユーザーとは
まずはアンノウン(unknown)ユーザーについて説明をしたいと思います。
「unknown」 = 「不明」
つまり、メールアドレスを取得できていない、誰かわからないユーザーと読み替えて頂いても構いません。
googleAnalyticsのユニークユーザーの大半がここにあたります。
サイトに訪れているけど、誰かは特定できない。
そんな人たちのことです。
MAツールはこの人たちに向けて、アプローチをすることが可能です。
アンノウン(unknown)ユーザーへのアプローチ
アプローチといっても、誰にでも同じものを表示している静的なWebサイトのことではありません。
それだとアプローチというには弱く、せいぜい紹介程度の訴求力だと思います。
MAツールで共通して大事な概念とされるものとして、スコアリングがあります。
CRMやSFAでもスコアリングに似た概念はあります。
あれらは対面して名刺交換まで終わっている人たちに対して行うものでした。
対してMAツールは個人が特定できない、つまりアンノウンユーザーでも、
サイトに訪れた際の情報を個別に蓄積することで、ユニークなユーザーとして扱うことができるようになります。
また、MAツール自体にサイトコンテンツの生成機能があるため、
ユーザー毎に適切なコンテンツの提示がMAツールが行ってくれます。
弊社のようなホームページ制作会社で例を挙げると、
ECサイト構築のページに1週間以内に3回訪れている人がいた場合、
次にトップページを訪れたときにはECサイトの構築実績を優先的に表示させた
トップページに切り替えるといったことが可能です。
小さなことかもしれませんが、これをユーザー毎に、人の手が入らず、延々とやり続けてくれるのがMAツールの強みです。
さいごに
MAツールは、まだ日本では一般的とは言い難いですが、
これからは間違いなく導入されていく概念だと思います。
前まではどうやってたんだっけ?となる物って数年に一度ありますけど、
マーケティングの分野ではこれだと思います。
流行先取りしている気分で、日々勉強します。
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