Webページ制作者や担当者の視点では、ついつい見落としがちになってしまうUI。
今回は、実際に使用するユーザーにとってはニーズが高いスマホサイトのUIのポイントについてご紹介しようと思います。
増加するスマホの需要
2015年4月にスマホの普及に伴いgoogleからモバイルフレンドリーの発表があったのも記憶に新しいと思います。
それに伴い、サイトのモバイル端末への対応が重要視されるようになり、最適な対応がされているかどうかもサイトを評価する基準となりました。
特に近年は、パソコンを持たずにスマートフォンしか持たないという人が増えてきています。
そのため、Webサイトのスマホ対応の需要もどんどん高まってきています。
見落としがちなUIポイント
さてスマホサイトのUIにおけるポイントとは、スクリーンショットのことです。
“スクリーンショットとは、端末に表示されている画面を撮影して画像として保存する機能のことです。
これらは、Android、iOSの両OSを問わず近年のスマホには、標準的に搭載されている機能の一つです。”
では、「スクリーンショットについて気を付ける」とは具体的に何をすればよいのでしょうか?
スクリーンショットにも配慮するとは具体的に何をすればよいのでしょうか?
ユーザーが、ページをどんな使い方をしているのか理解する
ユーザーに配慮した設計をするには、まず、ページをユーザーがどのような使い方をしているのかをちゃんと知らなくてはなりません。
昨今、ユーザーはメモの代わりとしてスクリーンショットを使っています。
例えば、あなたが定期的に購読しているブログで紹介されていたお店に今度行こうと思ってアクセス情報などを残すときや、情報をネットで調べたとします。
この時ユーザーは、後で情報を見返したくなるかもと思った情報をスクリーンショットで残しているようです。
先日、友人がスクリーンショットを取っている場面に丁度、立ち会ったのでなぜ、スクリーンショットを取るのかを質問してみました。
そしてその時返ってきた答えは、「いちいち、携帯にメモをするのが手間だから」とのことでした。
何を気を付けるべきか?
ポイントは、画面に残したい情報がページにおさまるのかという点になります。
スクリーンショットは、基本的に画面に写っている範囲しか画像に保存できません。
そのため、残したい情報がスクロールをしないで見えない範囲がある場合、情報を複数枚の画像に分けて撮影し保存する必要があります。
情報が画像複数枚になってしまう場合、そこから月日が経つと何の情報を保存した画像なのか忘れている可能性があります。
そうならないよう情報を配置する必要があります。
まとめ
UIというと、ついつい情報の配置の仕方や、ページの導線などに目が行きがちになってしまうと思います。
ですが、今回紹介したような、ユーザーがページで頻繁にするアクションをしやすくするという視点もスマホのUI設計にとって、とても大切なのです。