国内ユーザー数、1,980万人(2014年6月時点)を誇るSNSサービス「Twitter」。
140文字以内の「ツイート」を世界中の人が投稿しているTwitterでは、最近のトレンドや最新のニュースに対しての世界中の意見や反応を見ることができます。
その世界中の人の意見を、自社のサービスや今後の取り組みに活かすことができたら、便利だと思いませんか?
今回は少しずつ話題になってきた「つぶやき分析」について、よくわかるように説明いたします。
つぶやき分析って、どうすればいいの?
「つぶやき分析」を聞くと、漠然と「ツイートを調べればいいのかな~」と安易な考えが浮かびますが、
基本は、つぶやきを検索することから始まります。
ツイートの検索は、「Yahoo!リアルタイム検索」と「Twitter公式検索」を使用します。
どちらも、使用方法としては自社サービスに関する単語や、流行ワードを検索して、検索結果にあがるツイートから「リアルな声」を調査するのです。
つぶやき分析を、どのように活用すればいいの?
つぶやき分析を始めて、一番大事なポイントは「活用をする」ことです。
「うわ、このツイート売れ筋商品についてクレームつけているよ…(怒)」
「わーい、この商品のツイートが先月から200件も増えているよ~!(喜)」
と一人で反応するだけでは、何の意味もありません。ツイートを分析し、「リアルな声」を自社サービスにどのように活かすかが一番重要で、難しいのです。
今回は活用事例として、数点例をあげてみます。
1.商品、サービスの改善に繋げる
自社商品・サービスを検索し、「リアルな声」から商品、サービスの改善に繋げます。
例えば、
「新商品の○○、使いやすいけどすぐ壊れてしまう」
「○○という商品を買ったけど、この機能がついているともっと便利だと思う。」
「○○店の女性店員の接客。何アレ?態度が悪くて許せない」
中には辛辣な意見ももちろんありますが、実際に商品やサービスを利用したユーザーの「リアルな声」を参考に改善することで、より良い商品・サービス展開が可能になります。
2.動向調査・新商品、サービス展開
自社商品・サービスに関連するキーワードを検索し、それらに対してのユーザーの反応を見ます。
それからヒントを得て、ユーザーが求める新商品・サービスを展開します。
例えば、
「コンビニで、もっとイチゴのお菓子を置いてくれないかな~」
「チョコミントアイスは夏季限定にしないでほしい!」
「美容室には、雑誌だけじゃなくてipadとかを置いて欲しい。」
どれもユーザーが求めている商品・サービスなので自社でも取り入れてみる価値があります。
3.広告改善
Twitterのツイート上で、広告に対しネガティブな印象を与えてしまうと、集客や知名度向上目的の広告も逆効果になってしまいます。
そのため、広告に対しての不満やネガティブな意見については即改善を行う事が重要になります。
例えば、
「○○会社の広告、卑猥な印象を受ける。」
「○○会社のWeb広告、本当にしつこい!商品がまるわかりで恥ずかしい!」
など。自社のイメージ向上のためにも、新しい広告展開をした際にはつぶやき分析をすることをおすすめします。
4.システム不具合の早期発見
ECサイトやサービスサイトを運営している企業にとっては、それらを使用するユーザーの「リアルな声」は非常に重要になります。
例えば、
「○○ショッピングサイトのカート内、なぜか商品が出てこない…?」
「○○サイト、閲覧できない。」
実際にアクションを起こさないと確認ができない事象やエラーは、24時間365日、毎日再現することは不可能です。
そのため、なるべくTwitter上の「リアルな声」を確認し、重大なバグやエラーを早期発見・早期改善します。
まとめ
いかがでしたか?
最初は難しそうでしたが、意外とすぐに「つぶやき分析」を取り入れることができそうですね。
是非、リアルな声を聞くことができるTwitterを活用してサービス向上に繋げましょう!