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色彩や配色を勉強するならコレ!古き良き日本文化を今に生かす

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人は誰しも何かをデザインしています。
「デザインなんてしたことない」本当にそうですか?考えてみてください。
生活の中はデザインで溢れかえっています。

人は日々、生活の中でデザインをしています。呼び方は違ってもやっていることは一緒です。
料理をする際にお皿や食材の色、盛り付け方にこだわったりしていませんか?今日は何の服を着ようかなと考え、服の形や色を選んではいませんか?部屋に置く小物や家具を選んではいませんか?ファッション、インテリアコーディネート等々、呼び方は違っても「自分が良いと感じるもの」に、「他人が良いと感じるもの」にデザインをしているのです。

といったように、かっこよく書いてみましたが難しい話ではありません。
今回、語りたいのはデザインするにあたって必要な「色彩」についてです。特にデザインを勉強中の方や今からデザインを勉強したい方、デザインを学んだことはないが、急遽、デザインしなくてはならなくなった方には読んでいただきたいと思います。ある程度、デザインができる方でも、「なるほど、そういう考え方もあるね」と軽い気持ちで読んでいただければと思います。

色彩と簡単に言うけど、実はかなり難しい


さて、私はWebデザイナーです。Webサイトをユーザーに対してどう魅力的に魅せるかというのを日々考えてデザインを制作しています。仕事でデザイン関係をされている方は皆さん同じだと思います。魅せる相手がいることで初めて意味を持つのがデザインですからね。ペーペーなので、何偉そうに講釈を垂れているのだと言われればそこまでですが、ペーペーはペーペーなりに頑張って考えています。

最近、デザインをしなくてはならない場面に遭遇し、デザインを勉強している最中だというシステムエンジニアのAさんとお話しました。
Aさんは「色の選び方や色の組み合わせ方が、いくら勉強しても感覚がつかめない」とおっしゃっていました。私も数年前までは意図なんて関係なく、デザインの配色に自分の好みが完璧に反映されてしまっており、頭を抱えたものです。
デザインには正解がありません。答えがないデザインだからこそ、目安はあったとしても適切な色を選ぶという行為は非常に難しいのです。

「色」は、相手に心理的に意図を伝えるために重要な要素です。例えば、青色は「誠実、爽やか、冷静、知的等」の印象を心理的に感じさせるため、銀行や病院、保険会社のWebサイトなどでよく使用されています。食品関係なら「食欲を増進させるオレンジ」、宝飾やブランドもの等の高価なものなら「高級感を感じさせる黒」、ウェディング関係なら「純潔さや純真さを表す白」を使用することが多いでしょう。
Webサイトで使用される色は大きく分けて3色。「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」です。これらの色をどう配色するかによってサイトのイメージが決まるのです。

う~ん、そんなものデザインの常識だと怒られそうですね。
ですが、知識として分かっていても実際に使ってみようとすると難しいのです。

では、何を参考にしたら良いの?


同じ経験をしたことがある私が、Aさんに参考としてオススメしたものがあります。それは「十二単(じゅうにひとえ)」です。
古き良き日本文化の十二単。皆さんの印象に残っている十二単と言えば、即位礼正殿の儀で雅子さまが纏われていたお召し物ではないでしょうか?
十二単は平安時代から伝わる日本の伝統的な衣装の1つです。何故、私がそんな十二単をオススメするのかと言いますと、理由は2つあります。
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1, 色彩感覚の目安となる

まず1つ目は、十二単に使われている配色を利用することで色の組み合わせ方等の感覚を掴むことができるということです。
今回の問題は、色の選び方・色の組み合わせ方が分からない、または、感覚がつかめないということです。「分からない」と「感覚がつかめない」は似ているようで違います。

「分からない」は知識として身についてないことです。メインカラーが青なのにベースカラーに反対色の赤を意図もなく合わせてしまう、飲料水のサイトなのにメインカラーを毒々しい紫にする等の、知識があれば意図なく合わせないカラーを選んでしまう状態です。
「感覚がつかめない」というのは、簡単に言えば、知識はあるが色の調整が上手くできない状態です。メインカラーをピンクにしたため、ベースカラーを赤にしたいが、それがビビットが良いのか、パステルが良いのか分からないといった感じです。

「分からない」「感覚がつかめない」方々は、メインやベースとなる色が決まらずに迷います。または、突拍子もないカラーを選んでしまいます。その次にそれに合わせるアクセントカラーなどが上手く合わせられないという状態に陥り、色々と色を変えているうちに「あれ、色ってなんだっけ?」とゲシュタルト崩壊を起こしますね。

では、十二単が良い理由を解説しましょう。
十二単そのものに関する詳しい説明は省きますが、十二単にも使われる配色は四季や花々のイメージに合わせて考えられており、様々な意味があります。春の色、冬の色、桜の色、椿の色などなど・・・たくさんある色の中からそのデザインのイメージに合った意味を持つ配色、似た意味のある配色を選べば大きく外れた色にはならないでしょう。併せてアクセントカラーも決まりますね。
適当に配色し、まとまりのない色になるくらいなら、すでに完成された十二単の配色を参考にすることによってまとまりのある配色になります。最初は変にアレンジせずに配色してみましょう。何となく感覚が掴めてきたらアレンジを入れます。奇抜な色になったり、突飛な配色になったりすることは少ないはずです。回数を重ねていけば、しっかりと感覚が掴めてくるようになります。

2, 日本古来の色だから日本人に好まれやすい

オススメな理由2つ目は、日本人の好みに合ったカラーだからです。
日本の伝統衣装に使用されているカラーなのですから、日本人に合わないわけはありません。万人受けとはいきませんが、日本人には馴染みのある配色になります。もちろん、海外向けのデザインなら駄目ですが、日本人のユーザーに向けて見せるデザインなら、問題はないでしょう。

最後に


いかがでしたでしょうか?参考になりましたか?
色を決めるだけでもとても大変です。色はデザインの印象を大きく変え、一色違うだけでも合う、合わないがはっきりと出てしまいます。もちろん、中身の構成や内容も重要になってきます。ですが、それは使ってみて、読んでみて初めて分かるものです。しかし、色は違います。ぱっと見の印象でそのデザインのイメージが決まります。そんな大切な色だからこそ、慎重に決めたいですね。
今回は「十二単」の配色を参考に書きましたが、和柄というのもとても人気があるのですよ?日本でのオリンピックが決まって以来、和風テイストの注目度が上がってきました。もちろん、令和になったことによって各国からの日本への注目度、話題性も上がっています。海外での日本特有の文化も人気が高く、外国人観光客もそれを目当てに来られる場合もあります。漢字や食文化もかなり前から人気が高いですよね。そんな和風テイストをデザインにさりげなく取り入れることができれば良いと思いませんか?
これを読んで、「勉強になった」「こんな考え方もあるのだ」等々、何かデザインの配色で困った時、色が決まらない時の参考や勉強に役立てていただければ幸いです。

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