AI関連

日本のキャッシュレス決済化進展をAIが支える

0

近年街中でよく目にするようになったキャッシュレス決済。「お財布を持つ必要がなくなる、お金を引き出すために銀行に行く必要がなくなる、ポイントも貯まりやすくなる」などたくさんのメリットがあります。しかしその反面「不正利用が心配、そもそも紙幣の支払いで充分である」とキャッシュレス化に否定的な声も多くあり、日本のキャッシュレス化率約20%と他の先進国に比べ低い水準になっていました。しかしこの状況が一変しようとしています。コロナウイルスが流行する中で非接触を重視する動きが広がっているからです。お札についたウイルスは何日も生き残るという研究があるように、日常生活で紙幣を使用するだけでコロナにかかるリスクが高くなると言えます。コロナ禍では、キャッシュレス化が大幅に進むことは間違いありませんし、その過程で昨今実用化が進んでいるAIと組み合わせることでキャッシュ化のデメリットの部分が解消されていくことでしょう。今回はAIによってキャッシュレス化の未来はどう変わるのかについて考えていきましょう。

お金管理をAIが行うようになる

キャッシュレスとAIを組み合わせることによって私たちがするお金の管理は激変します。いままでは自分で銀行に行ってお金の管理をし、そこからお金を引き出しコンビニで公共料金を支払うなど自ら動いてお金の運用をすることが多かったと思います。しかしウイルスを気にしなくてはいけない現在では、自らの手でお金を管理することが非常にハイリスクとなります。「人との接触は避けたはずだしコロナに感染しないだろう・・・」、そう思っていてもたった少しお金を触っただけでも感染してしまうリスクがあるのです。それだけは避けたいですよね。そこでキャッシュレスにすればお金を触る手間が一切省けます。更に今後AIがあなたのお金の管理をサポートしてくれるようになります。AIは大量に集まったデータを元に傾向の分析や、そこから未来の予測などを行うことができます。あなたの今までの支払いの記録や消費傾向から「何にどのくらいお金を使うと効率よく暮らしていける」といったあなたにとって役に立つ情報を提供してくれます。今までお金の管理が下手で何にいくら使ったのか全ては把握しきれてないし、これからどうお金を使っていくか計画を立てていないという方には嬉しい未来になりそうですね。

財布だけでなくスマホを持たなくても買い物が可能になる

買い物しようと出かけてみたが、財布だけでなくあろうことかスマートフォンまで忘れてしまった!おっちょこちょいな人の中にはこんな人もいるかもしれません。そして仕方なく家に帰る、かなり面倒くさいですし、家に帰るともう一度お店に行く気力が失せてしまいますよね。そんな人に朗報です。買い物をする際に財布やスマートフォンがいらなくなる日がやってくるかもしれません。キャッシュレスはなんと既に新たな進化をしようとしているのです。近頃無人店舗というものが話題になっています。お店の中に店員がおらず客が商品購入から決済までを自分で行います。支払いの際はスマートフォンのアプリを使用したモバイル決済が主流のようです。この無人店舗が新たな進化を遂げています。顔認証のAI技術を駆使することで、入店時に購入者を認識、購入者は普段通り商品を手に取りますがお店の中にレジは無く、出口のゲートへ向かっていきます。出口のゲートでは再び顔認証が行われ自動でキャッシュレス決済が行われるという仕組みです。これなら手ぶらで買い物を楽しむことができますね。近い将来に財布やスマホを持って買い物をする行為が時代遅れになるかもしれません。

FB0I9A8624_TP_V.jpg

セキュリティも安心

キャッシュレス決済で最も心配なのはセキュリティ面でしょう。日本では去年、キャッシュレスの脆弱性を突いた不正アクセスが発生し、自分ではない第三者にクレジットカードを使われるという大事件が起きました。このことが大きな波紋を呼び、キャッシュレス決済ではセキュリティ面が不安という日本人を増やしてしまったことは間違いありません。そのためキャッシュレス化では強固なセキュリティが求められるようになりました。その中でAIを活用した不正アクセス防止策が広がりを見せています。不正なアクセス行動をデータ化しそれをAIに学習させることで、不審な行動を見抜くことができるというものです。AIは人間が見抜くことのできない不正アクセスの細かな癖まで見抜くことが可能であり、今後のセキュリティ対策にはかかせない存在となるでしょう。しかし、ハッカー側もAIを駆使し個人データに不正にアクセスしようと試みる可能性があるため、いかにAIがハッカーによる攻撃の強化に対応できるレベルになるかが今後の焦点となります。
cryptocurrency1441_TP_V.jpg

今回はAIによってキャッシュレス化の未来はどう変わるのかについて考えてきました。コロナウイルスの蔓延に伴い早急なキャッシュレス化の進展が求められている一方で、セキュリティを完全なものにできるかなど課題はあります。しかしキャッシュレス化をAIが支えることによって、より便利な、より安全なキャッシュレス社会を実現することが可能なはずです。日本は現状ではキャッシュレス化が遅れています。今後どのようにして巻き返しを図っていくのか注目したいところです。

0

Fintech(フィンテック)×SDGsは貧困問題に何を齎すか前のページ

VUIの先にあるもの次のページ

ピックアップ記事

  1. AIに求められているものは、実は意外な物だった
  2. 新しい販売形態であるDtoCについて考えてみる
  3. 新型コロナウイルスで日本の働き方改革が起こる
  4. 大手企業も注目するMaaS(Mobility as a Service)とは何か…

関連記事

  1. AI関連

    【人工知能(AI)×飲食業界】AIでお客様相談窓口の対応を自動化

    【人工知能(AI)×飲食業界】飲食業界の皆様へ。AIさくらさんを導入す…

  2. AI関連

    業務効率化のために準備すべきこと

    最近、書籍やインターネットで業務効率化について取り上げられることが増え…

  3. AI関連

    RPA+AIで考えるビジネス

    政府の働き方改革の推進により、業務自動化による生産性向上が言われていま…

  4. AI関連

    会計・経理処理をAIでスピーディーに効率よくしよう

    会計処理と言えば会計ソフトを使い、請求書や領収書など取引の入力を行うも…

  5. AI関連

    最新技術で業務改善を!人事ではどのようなところで活用できる?

    現状の日本では、人材不足が大きな問題となっています。また、新型コロ…

  6. AI関連

    運送業の人手不足を人工知能(AI)で解消!

    昨今、ECサイトの増加により、運送業者の人手不足が騒がれています。しか…

おすすめ記事

最近の記事

  1. 人間拡張×AIで非接触なデジタル化を推進する
  2. ヘルスケアはAI先生にみてもらう時代
  3. withコロナは非接触技術で生活しよう!
  4. デジタル接客+AIで非接触を推進する
  5. 遠隔診療や遠隔医療普及のポイントはAIと5G

アーカイブ

  1. AI関連

    健康の基本は睡眠から|AIで良質な睡眠を
  2. Web関連

    身の回りにあふれるビッグデータとは?
  3. Web関連

    レスポンシブデザインのHTMLコーディングにある落とし穴(Viewport編)
  4. AI関連

    AIに魂は宿るのか?
  5. Web関連

    新米ママをサポートする、子育てIoT新技術
PAGE TOP