AI関連

AIチャットボットとは?

人工知能(AI)がどんどんと私たちの身近なものになってきた今日この頃です。
その人工知能(AI)の代表的なものは、「チャットボット(chatbot)」だと思います。
スマートフォンやスマートスピーカーに搭載された、エージェント(SiriやAlexaなど)に話しかけた経験のある方も多いのではないでしょうか?

チャットボットに人工知能(AI)が使われてきた背景やビジネスソリューションについて、
いくつかのコラムに分けて解説をしていきます。

AIチャットボットってAIなの?
企業からみたAIチャットボット|メリットとデメリット
ユーザーからみたAIチャットボット|メリットとデメリット
AIチャットボットが向いている分野

AIチャットボットが使われる理由
AIチャットボットの未来像

本コラムでは、まずAIチャットボットの概要についてをご紹介していきます。

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チャットの歴史

インターネットが主流となった21世紀では、コンピュータやスマートフォンのCPUも高速で、メモリも大きなものが搭載できるようになってきました。
そのため、音楽や動画などのリッチコンテンツもストレスなく送受信できるようになっています。
インターネットが普及する以前(1990年代以前)は既にサービスが停止されてしまったニフティ(NIFTY-Serve)に代表される「パソコン通信」と呼ばれる、コンピュータ間の通信が主流でした。

【チャットの特徴】
チャット(chat)はその名の通り、コンピュータ間の「おしゃべり」のことです。
メールのように1:1ではなく、ホストコンピュータ上の掲示板のようなものにユーザーが読みに行くのが基本で、1:nが仕組みになっています。
グループのおしゃべりに向いていたシステムです。
やり取り出来るデータの基本はテキストデータ(文字)で、その後ファイルの送受信も出来るシステムも登場しますが、多くのユーザーはテキストで情報交換をしていました。
そのためデータ量が小さく、貧弱なコンピュータパワーや電話回線でも充分に実用的でした。
中にはアマチュア無線を利用して、データを電波にのせて無償で通信するユーザーもいました。

【チャットとメールの違い】
メールとの一番の違いは、チャットはおしゃべりが基本なので、リアルタイム性が持ち味です。メールは電子郵便ですから受信者の都合で開封して返信するので、タイムラグの発生するのが前提です。
ツイッター(twitter)やフェイスブック(facebook)がない時代に、即座に情報を多数の人々と共有するのに便利なものでした。
阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の時にはインターネットの黎明期でこのパソコン通信とチャットが災害情報や安否確認に活躍しました。

チャットをロボットにまかせる!「AIチャットボット」の誕生

このようにチャットのシステム自体はインターネットの普及する以前からあったものですが、
ホストコンピュータがサーバーに代わり、クラウドに進化する中で、1:nの関係がロボット(AI):nの関係に変化したものが、「AIチャットボット」です。
このnは必ずしも人とは限らず、AIの場合もあります。面白い実験では、SiriやAlexa同士で会話させるものもあります。

人工知能(AI)がホストになることで、メールの1:1の秘匿性やパーソナライゼーションが確保されたまま、リアルタイム性も得ることが出来ました。
また、データのやり取りもテキストは勿論のこと音声認識や発話システムの利用で、人との会話のようにAIチャットボットに話すことが可能になりました。
チャットボットにもいくつかのレベルがあり、大まかには次の4タイプに分類されます。

(1)Elizaタイプ
チャットのシステムの原型と言われる”ELIZA”からネーミングされたものです。
聞き役として反応を返すことや会話の要約をするようなシンプルなものです。

(2)選択肢タイプ
決められたシナリオによって選択式で反応を返すものです。

(3)辞書タイプ
登録された単語とそれに対する反応を返すものです。

(4)ログタイプ
会話ログを利用して文脈の流れに沿って反応を返すものです。

便利なチャット|AIでさらに便利

チャットはメールに比べて敷居も低く馴染みやすいのが特徴です。
メールは「手紙」が原型になっているので、フォーマットや形式の囚われがちです。企業や行政に公文書の発信にも利用されるのはそのためです。
それに対して、チャットはもともと「おしゃべり」を元にしていますので、インフォーマルなカジュアルなものからスタートしています。
その気軽さ故にLINEのような、チャット型のメッセンジャーサービスは爆発的に普及し、日本では7,800万ユーザー、全世界では2億人以上が利用するソーシャルサービスになりました。
小中学生のような若い世代ではメールは使えなくてもLINEは皆、使えるような時代です。
この便利なチャットを人工知能(AI)によって「AIチャットボット」がさらに便利に簡単にしてくれました。

まとめ

チャットやSNS(Social Networking Service)は相手がいて成り立つサービスでしたが、AIチャットボットの出現によりその常識は既に覆されました。
最近はパーソナルでインフォーマルだったチャットが、ビジネスの分野や公的な場でも利用されるようになって来ました。

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