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AI搭載冷蔵庫の登場で、私たちの生活はどう変わる?

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冷蔵庫がしゃべったり、電子レンジがしゃべったり、お風呂がしゃべったり・・・
電化製品にも人工知能(AI)が搭載される時代となりました。

中には「しゃべる冷蔵庫」なんて商品も登場してきました。
AIが利用者の行動パターンや嗜好を学習することで、最適なレシピを提案してくれたり、冷蔵庫の整理のコツを教えてくれたりと、生活をサポートしてくれるようになりました。
本コラムでは、AI家電による私たちの生活の変化を、最新の人工知能(AI)トピックスを交えて紐解いていきます。

AIと家電製品の融合

昨今では家庭の中に、どんどん人工知能(AI)が進出して来ています。
最も身近で利用度が高いのがSiriやAlexaなどのスマートフォンに搭載されているアシスタント人工知能(AI)でしょう。
けれどもスマートスピーカーの普及率は日本では今一歩でまだ3%程度です。何かに話しかけるのがシャイな国民性もあるかもしれませんね。

2019年のこれからの電気製品の未来を占うCESでは、さまざまな家電製品に人工知能(AI)が搭載され話題になっています。
中でも「しゃべる冷蔵庫」に代表されるように、人と会話をし、インタラクティブに情報共有のできる製品が増えています。

冷蔵庫の場合は、料理の作り方や、庫内にある材料でできる料理のレコメンドなど「最適化条件」提示の機能は一歩進んだものです。
さらに、他の調理家電と連携して料理を作ることのできるものまで登場しています。

AI搭載型の家電は「ムリ・ムダ・ムラ」をなくしてくれる

人々の生活の基本や社会の基本は、家庭や家族です。家庭の豊かさが社会の豊かさの反映にもなります。
「しゃべる冷蔵庫」のように、身近な家電製品は多くの直接的(経済的)利益をユーザーにもたらしてくれます。

料理の作り方以外にも、庫内の食品の在庫管理や補充についてお知らせをしてくれることで、家庭生活を便利でムダを抑えてくれるものにしてくれます。
人工知能(AI)搭載型家電製品のメリットは「ムリ・ムラ・ムダ」をなくしてくれることです。

食糧難の支援にもAIが活躍

現在、世界で食べられずに廃棄される食品の量は、実に年約13億トン(国連食糧農業機関:FAO報告)にも及んでいます。
日本は621万トンで、これは国連が発展国や難民地域への食料支援320万トン(国連世界食糧計画:WFP2015)の2倍にも及びます。

人口1人当たり食品廃棄物発生量は133.6kgで世界第6位。
ちなみにオランダ222.9kg、フランス200.5kg、英国187kg、米国177.5kg、ドイツ136kgです(「事業系及び家庭系の食品廃棄物発生量、再生利用量の主要国比較」農林水産省)。

忙しい現代人は、つい買い過ぎや庫内忘れで食品を余らせてしまうこともあります。
また「美食」の追求で賞味期限を厳格に管理するが故に起こる悲しい現実もあるのでしょう。

(出典:「飲食店等における「食べ残し」対策について」農林水産省)

フランスでは「食品廃棄禁止法」と言う法律によって食品廃棄に罰金が課せられています。
売り場面積400m2以上の大規模スーパーは売れ残った食品を寄付するために、1つ以上の慈善団体と契約を結ぶことを義務づけられ、まだ食べられる食品を廃棄した場合は3,750EUR(約47万円)の罰金になります。
これはEU全体の「Communication on sustainable food」と言う指針に沿ったものです。

食品産業全体にITで管理できる冷蔵庫をはじめ、保存と調理に活用できる人工知能(AI)の導入が進めば廃棄率の減少はもとより、食糧難の支援に大いに役立つかもしれません。

まとめ

「しゃべる冷蔵庫」は話題性があるだけではなく、私たちに大きな問題提起をしています。
消費(浪費)型社会は20世紀で終わりを告げ、循環型社会に突入している21世紀は限りある資源を有効に利用する術を身につけなければならない時代です。
人々の努力は当然ですが、もっと自然に楽をしながらでもそのような社会的課題は達成できます。

人工知能(AI)の有効利用は冷蔵庫に限らずIoTの力も得て、繋がることによる、もっと素晴らしいことが実現できます。
そのためにも人工知能(AI)の導入や活用を積極的に生活に取り入れることが必要ですね。

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