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AIが「おもちゃ」に搭載される現代と未来

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SONYの”アイボ”(発売当時はAIBO、現在はaibo)が発売された20年ほど前(1999年)の衝撃は凄かったです!
ネコ型ロボットの次はイヌか!?と話題騒然でした。

「SFの未来が遂にやってきた!」と感じました。
ただ当時は、今ほどAIが話題になっていなかったので高価な「おもちゃ」としての認知しかなかったように記憶しています。
時代を先取りし過ぎたのかもしれませんね。

その後、フェードアウトするように販売終了となり、最近新型”aibo”として再登場しました。

AIと「おもちゃ」は、実はとても古くからの関わりがあります。
多少歴史的な振り返りもしながら整理してみたいと思います。

「おもちゃ」の歴史と日本人

日本人ほどロボットが国民に浸透している国は世界的にもないと思います。

それは”鉄腕アトム”や”ドラえもん”をはじめとした「アニメ」や漫画文化のおかげだと思います。
“マジンガーZ”や”ガンダム”も全世界的キャラクターです。

このような、ロボットには二つのタイプがあり
電子頭脳搭載(自律型)タイプとリモコン(操縦型)タイプに分かれています。

ただどちらも、高度なAIを搭載しているのは想像に難くないものです。
音声で色々なアイテムを出したり、必殺技を繰り出すのはAIならではの技術です。

日本でのロボットの歴史は、「おもちゃ」からはじまります。

江戸時代は「からくり」と呼ばれ、人形や「山車」(だし)に造り付けられた機械仕掛けの機巧です。

世界的にみれば、オートマタや自動演奏機も同じようなもので、
貴族(大名)や豪商の玩具として登場してきました。

「おもちゃ」の販売市場規模は8,000億円

「おもちゃ」のマーケットサイズは、8,000億円規模の市場となっています。(日本玩具協会)

これは販売ベースなので、2,000億円の売上を誇る
“ポケモンゴー”やオンラインゲームなどは入っていません。
それらを加味すると優に1兆円は突破する市場規模になります。

2017年度で商品分野別にみてみると、大分類で伸びたのは
(1)ハイテク系トレンドトイ(前年度比152.0%)、(2)ゲーム(109.4%)、
(3)女児玩具(105.7%)、(4)ぬいぐるみ(105.3%)、⑤雑貨(104.9%)でした。(日本玩具協会)

タカラトミーの”COZMO”(コズモ)に代表される
ハイテク系と呼ばれるロボット・トイが大幅伸長分野のようです。

AI搭載の「おもちゃ」は他にも、
鳥形英会話ロボットCharpy(チャーピー)やバンダイが開発した対話型ロボット
「ガンシェルジュ ハロ」(ガンダムに登場するペット型ロボット)があります。
いずれも音声認識や発話合成など、最新AIのチャットボットで活用されている技術です。

COZMOはユーザーサイドでプログラミングして、
思い通りに動かすこともでき、プログラミングの学習にも有効です。

AIが「おもちゃ」に搭載される現代と未来

AIと「おもちゃ」の関係は不可分のものとなっています。
それは製品に搭載されるだけでなく、たとえ「おもちゃ」そのものにAIが使われることがなくても、
積木やヌイグルミであっても、その設計・製造・流通・提供・利用の
全てのプロセスにおいてAIが活躍するようになるからです。

とりわけ子どもたちの安全・安心のために、縁の下の力持ちにAIがなってくれるでしょう。

AIには「おもちゃ」の安全な楽しみ方や、親から子どもに、
遊び方を教えるときの留意点などをチャットボットから情報提供するなど、無限の可能性を持っています。

既にスマートフォンをリンゴにかざすだけで、成分表示が出来る技術がドイツでは確立しています。
「おもちゃ」にスマートフォンをかざすだけで、各種情報を表示させることも、近い将来に可能になるでしょう。

まとめ

AIのように何か決まった使い方があるわけではないのと「おもちゃ」は非常に似ています。
遊び方に正解がないようにAIにも正解があるわけではありません。

それを使う人間によって、色々な使い方ができます。

AI時代の人材は「おもちゃ」で一所懸命あそぶ子どものような、柔軟な発想と無限の想像力が求められます。

そうして育った子どもたちが、きっと素晴らしいAIの未来を作り
“鉄腕アトム”や”ドラえもん”を実現してくれるでしょう。

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